次の日知人宅に行くと昨日ラブホまで送って行ってあげた彼から早速電話があった。

 

内容は今から迎えに来てほしいと。

 

昨日の件でかなり頭にきてたけど迎えに行く事にした。

 

ここのラブホとにかく駐車場が狭すぎ。

 

何回も切り返さないと出れなかったりもするような所。

 

さっさと昨日の2人を乗せて知人宅に送ってこうと思ってたら2人が出て来た。

 

男の方は電話しながら車に乗り込んで来て女の方はスマホいじりながら車に乗り込んできた。

 

すみませんとかありがとうございますとか普通言うだろと思いつつ、ホントこいつらイラつくわって思った。

 

とりあえず2人を乗せたので知人宅に連れてく事に。

 

男の方は覚醒剤をエサに今いる女そっちのけで必死に別の若い女を誘ってる。

 

この時の誘い方なのか人間性なのかよく分からないんだけどその日のうちにこの女の子のお兄さん通して知人のとこにクレームが来た

 

それにしても迎えに行ってあげた男女、一緒に覚醒剤やってた割にはやけに険悪なムードだから何かあったのかと思ってたら知人宅に着いたら男の方が話し出した。

 

どうやら1Gあった覚醒剤の大半をパクられたらしい。

 

しかも眠り薬みたいのを盛られて少しの間眠ってしまったと。

 

その後「何で俺に風呂2度も入るように言ってきて風呂入れたんだ?おかしいだろ!」って怒鳴ったら、

 

その女の人この時だけは小さい声で言い返した。

 

「ス・カ・ト・ロ」って。

 

この言葉を聞いた男は急に黙ってしまった。

 

俺はこの話聞いた直後一瞬え?って思って固まってしまった後急激に笑いが込み上げてきてしまってやっとのとこで何とか笑いを堪えた笑。

 

スカトロは別として覚せい剤をパクられたとかお金をパクられたとか言ってたけど、この女、私はそんな事してないとしか言わない。

 

身体検査やスマホ調べられたりして結局何も出て来なかったから普通ならもっと言い返しても良さそうなのに。

 

前日はお預け食らった犬状態でヨダレ垂らした犬ほっとくつもりなのかと饒舌に切れてた割にはやけに今日はおとなしいなと思った。

 

それでもまさかそんな事しないだろうと思って結局駅まで俺が送る事に。

 

知人からお土産の覚醒剤と少しのお金まで渡されてた。

 

この出来事から2カ月後くらいにまさかこの女が殺人事件の容疑者でパクられるとは夢にも思わなかったけど。

 

でも殺人をした証拠がないらしく殺人に関しては結局パイになっちゃったみたいだけどね。

 

こんな事実を知ってしまうとあの時も覚せい剤やお金盗んでたのかと思うと何とかパクられないように駅迄送ってた俺の気持ちはって考えるとホントアホらしくなってくる。

 

 

雀荘から出てくる知人を待つもなかなか出てこない。雀荘の駐車場で待ってかれこれ30分。覚醒剤が身体に入っているととにかく時間にルーズ。