ある日知人から「最近ブログ書いてるの?」って聞かれた。

 

はい。書いてますよ」と答えると、

 

今からシャブ中の女のとこに行くけど来るか?」と。

 

当然断る理由もなく知人と一緒にその女の人のとこに行く事になった。

 

知人はかなり時間がルーズな為その女の人を2時間くらい駅で待たせてしまう事に。

 

2時間くらい待たされたのにもかかわらずその女の人ニコニコしてた。

 

その時はこの人効いてるのかなと思った。

 

女の人の部屋に入るとお世辞にもキレイと言えるような部屋ではなかった。

 

物もほとんど無く殺風景な部屋で、ソファーとテレビと冷蔵庫くらいで無造作に布団が敷いてあった。

 

夜だったから車に乗せる時は気付かなかったんだけど帽子を被ってて、全体像ではないんだけれどこの時初めて彼女の顔を見てびっくりした。

 

黒い・・・。

 

日焼けしたとかのレベルではなくて病的な黒さ。

 

学生服の色みたいに黒かった(学生服はちょっと言い過ぎだけど)

 

注射器に覚醒剤を詰めてる手も真っ黒。

 

部屋の中だと言うのに帽子を被ってて顔の全体像が見えない。

 

あまり顔を見せたくないのかうつむきながらしゃべってる感じがした。

 

俺にソファーに座るように促してくれてコップに入れたお茶を出してくれた。

 

その時彼女が近付いて来たのでふと目をやるとズボンが少し透けてて近くで見るとパンツが透けて見える。

 

え?と思いつつ、もしかしたら今流行りなのかと思ったけどそんな訳ないだろと思って覚醒剤の影響なのかと思った。

 

帰りの道中知人がボソッと言った。

 

あの女昔はあんなんじゃなかったのに。多分肝硬変だな」と。

 

もしそれがホントなら覚醒剤なんてやってる場合ではない。

 

でも彼女にとっては病気の事より覚醒剤なんだなぁと思う。 

 

 

 

あるラブホテルの駐車場なんだけどこんなとこで覚醒剤の受け渡しをしていると知人が言うが果たして・・・。