大千秋楽は「フィナーレ・オブ・キングス」で、ジェラミーが担当していた開演前の影ナレに他の王様たちも乱入!二幕の全力キングの途中で王様達がスーツアクターさんに変わって客席に下りてきてわくわくしてたら、今度はキャストのみなさんまで客席下りしてた!!!ファンサの鬼であるヒメノとジェラミーがなかなかステージに戻ってこないところまで安定の王様戦隊ですね。

 

今回はゲストなしで、王様達がたくさん思い出話をしてくれました。ヒメノが道に迷っているといつもギラに遭遇するというエピソードから、総長が「俺から見たらこの二人はまとってる空気が全く同じ」と言い出したのがめちゃくちゃ面白かった。言葉のキャッチボールしてたらときどきとんでもない方向に大暴投することがあって、その瞬間はだいたい総長とラクレスの目が合っちゃうんだとか。リタは九州の陽気なギャルみたいな印象があるけど、初顔合わせのときは総長と一度も目が合わないくらいシャイだったというのは意外だった。ハスティー兄弟は以前にも共演しているので「この業界に入って初めて尊敬した」「昔よりもかっこつけなくなって素直になった」と言い合ってるのがとてもよかった。初変身の思い出を聞かれたギラが「緑ばっかりで・・・」とまたグリーンバックの話をしてしまって、「スタジオに草が多かったんだよな?」と周りからフォローされているのが可愛かった。ヒメノ様も「ストップチェンジがわからなくて・・・」とか「手の開き具合とか、綺麗な見せ方を相棒(スーツアクターさん)と相談してた」とか振り返ってたけど、もう大千秋楽だからいいよね。リタの衣装だとオージャカリバーでギミック操作するときに手元が見えなくて何度も空振りしてしまうので、手元しか映らないときにはマスクを開けて下を向いて変身してたそうで、同じく変身するときに手元が見えない総長がめちゃくちゃ頷いてました。カグラギの長すぎて一回しかやってない変身ポーズ(変身の舞?)もフルで見られて貴重だったな。ジェラミーはワイヤーで吊られても腰が固くて空中で反れなかったそうで、そこから柔軟を頑張ったんだとか。ラクレスの変身ポーズはカグラギとリタに相談してできたものだそうで、三人で悩んだ挙句にリタがこれいいんじゃないか?と出してきたのはラクレスが最初に提案したポーズだったというのがもうコントみたいだった。

 

お気に入りエピソードを聞かれて、エキストラのンコソパ国民が参加したハッキングタイマンの回を応援してくれる人たちと一緒に作り上げて、一年間頑張ろうと自分の中で喝を入れたと話す総長がよかった。カグラギは「シャッフル・キングス!」で、ヒメノがアドリブでぶちこんできた「民を守るための筋肉です」をよく使わせてもらってると嬉しそうでした。話を振られたギラが「台本見てなかったです、ごめんなさい」と言い出し、こんなことあんまりないぞ・・・?と全員が松本寛也氏のところに集まってきて台本覗き込んでる絵が非常にキングオージャーっぽくてよかった。ヤンマは「最終日にこれやんのか・・・」とぼやきながらヒメノへの求愛ダンスをやってくれました。ラクレスは「戦士達にシュゴッドの加護があらんことを!」が大好きだそうで、客席に向かってやってくれて満足げだった。ロッキンフェスはジェラミーの背後で高速でぴょこぴょこするハスティー兄弟とか、なぜかリタの動線上に出てきて邪魔だって言われるジェラミーとか、 カグラギの曲で誰かステージに駆け上がったなと思ったらジェラミーと総長が阿波踊りしてるとか、とにかく情報量が多かった。総長のジャケットをカグラギが拾ってジェラミーに着せかけてるのもよかったな。スーツアクターさんたち、東映を退社された大森プロデューサーのコメントに続いて、私服に着替えたドゥーガ・シオカラ・モルフォーニャ・スズメと、上堀内監督と脚本のたかみな先生、クロダ役の神前さんまで舞台上に勢揃いして壮観でした。キングオージャーもこれで卒業かと思うと寂しいけど、Gロッソの第四弾とファイナルライブツアーは円盤買って見返したいと思います。総長の男泣きが見られるとは思ってなかったよ。そしてでっかい楽屋花をいくつも贈っていた匡志パパは何者なんですか・・・!石油王?