さて、今回は『映画で活躍した『零戦レプリカ』と『その仲間達』であります☝️

数回に分けてお送り致します🫡


まずは、一回目は零戦です☝️

こちらは、AT-6テキサンがベースとなっており、映画『トラ・トラ・トラ』の為に、少しでも零戦に似せようとして、必死に努力して造られました。

テキサンからの主な改造箇所は……


◎キャノピー(風防)を、零戦風に形状変更。

◎主翼末端を、角型から丸型に変更。

◎主翼付け根に、フィレット追加。

◎操縦席前部に、なんちゃって7.7㍉機銃口追加。

◎エンジンカウリングを、零戦風に形状変更。

◎エンジンのエア・インテークを、零戦風にカウリング        の下側に移設。 

◎機体尾部の形状変更。


…等々、かなりの努力と労力が費やされています。

それ故に、零戦を良く知らない人が映画を見れば、零戦に見えるのでしょうが、知っている人が見れば、あまりにも格好悪くて全然違うんですね😅

画像で比較すると、一目瞭然ですね☝️


この零戦レプリカのテキサン、零戦風の改造を施したら、空力特性が良くなったのか、飛行性能が向上した…なんて話しが有ります☝️






▲上の画像の零戦レプリカは、邦画の『君を忘れない』で使われた零戦レプリカに似ています。
同一のものなのかは、不明ですが、この零戦レプリカを使った飛行シーンは、内容や考証と共に酷いものでした😔

次回以降の投稿となる日本軍機レプリカ達と共に出演した最も有名なのは、やはり『トラ・トラ・トラ』です。
とは言え、劇中での零戦レプリカは、零戦らしい活躍は全くしておらず、ヒーローなP-40にバタバタと簡単に撃墜されたりしていました。
又、後の他の戦争映画にもチョイチョイ出演しており、『ミッドウェー』にも出演しているものの、この『ミッドウェー』での戦闘シーンの殆どは『トラ・トラ・トラ』からの使い回しだったりするので、新規での戦闘シーンでの出演は残念ながら極僅かです。

それと、F-14トムキャット等を搭載する空母ニミッツが、日本海軍に依る真珠湾攻撃の前日にタイムスリップし、『真珠湾を攻撃しようとしている悪い日本軍をやっつけろっ‼』な映画の『ファイナル・カウントダウン』にも、やられ役として零戦レプリカが出演し、哨戒中と思われる零戦レプリカがF-14トムキャットのバルカン砲で撃墜されたり、AAMのサイドワインダーで木っ端微塵にされたりしています。
近年の映画の『パールハーバー』や新作の『ミッドウェー』と同様に、『自分達が正義なのだ』と信じて疑わない、実にアメリカさんらしい(不愉快な)映画でしたね。
その、F-14トムキャットに撃墜された零戦の搭乗員が捕虜になっちまうんてすが、役者さんが日系人なので変な日本語を喋り、しかも、その極悪非道振りには更に不愉快でした。

この零戦レプリカは、映画『トラ・トラ・トラ』の為に10〜20機ぐらい造られた(改造された)訳ですが、お役御免となった後は民間に払い下げられ、マニアな民間パイロット等が購入し、アメリカ各地のエア・ショーで空戦シーンを演じていますが、必ず見事なやられっ振りを披露しています😮‍💨ハァ~