アイルランドで開かれたハッキング大会「Pwn2Own Ireland 2026」で、GoogleのPixel 10を狙ったエクスプロイト(脆弱性攻撃)に、合計56万ドルの賞金が支払われました。大会全体の賞金総額は120万ドル。そのうち半分近くを、1機種が占めた計算になります。
標的になったのはスマホだけではありません。プリンター、スマートスピーカー、スマートホームのハブ、さらにはAIインフラやAIコーディングツールまで。家の中からAIの裏側まで、「つながる物」は軒並み試験台です。
もちろん、これは悪い話ばかりではありません。大会で見つかった穴はメーカーに報告され、修正につながる仕組みです。善意のハッカーに見つけてもらえるだけ、まだ幸運と言えます。
それでも、最新のフラッグシップに数十万ドル規模の値札がつくという事実は、なかなか皮肉です。発表会では「史上最も安全」とうたわれがちな新製品が、実際にはハッカーにとって「最も稼げる」端末でもあったわけですから。
アップデートの通知が来たら、後回しにしないのが一番の自衛策です。
