「スリーストライプス」でおなじみのアディダスが、ファッションブランドのWhite Fox Boutiqueを訴えました。問題になっているのは「4本線」の服。アディダス側は、White Foxが4本のストライプ入りの衣料品を販売したことで、オーストラリアで登録している商標を侵害したと主張しています。
求めているのは販売の差し止め、得られた利益、損害賠償、利息、そして訴訟費用。要するに「フルコース」です。
3本がダメなら1本足して4本に――と考えたのかどうかはわかりませんが、アディダスにとっては「本数」の問題ではないのでしょう。線が並んでいるだけで自社を連想させる、その「らしさ」そのものを守りたいわけです。
とはいえ、外から見ると少し笑ってしまうのも事実。ストライプという、服のデザインとしてはごく基本的な要素をめぐって大企業が法廷に立つ。ブランドの価値が大きくなるほど、線一本の重みも増していくようです。
裁判所が「4本」をどう数えるのか。ファッション業界にとっては、意外と大きな線引きになるかもしれません。
