夏の全国高等学校野球選手権大会。
高知県代表は、春のセンバツ、ベスト4の高知高校をやぶり、またしても明徳義塾に決定であります。
たしか、これで4年連続かと。
それにしても・・・。
なんとも、不思議なコトがあるものです。
3年連続、同じカード。スコアも3年連続2-1。そして、勝者も3年連続「明徳義塾」であります。
めずらしい。
まぁ、何はともあれ、高知県の野球ファンの多くは、昨夜は、さぞ寝苦しかったことでありましょう。
お察し申し上げます。

明徳の選手は、ほとんどが主に関西方面からの、俗にいう「野球留学生」でありまして、したがって、勝っても、地元高知ではあまり喜ばれない。
そういう意味では、選手は、かなり可哀そうなのであります。
そうですね、大相撲の元横綱「朝青龍」のような存在でありまして、強いがゆえの宿命でもあります。そういえば、その朝青龍も「明徳義塾」出身であります。
女史プロゴルフの横峯さくら。サッカーの元日本代表三都主アレサンドロも明徳出身ですね。
なかなかスポーツに力を入れている学校であります。
そうそう、明徳で思い出すのは・・・。
国民栄誉賞の松井秀喜(巨人→大リーグ)が星陵高校時代に、甲子園で連続敬遠された事件?
が、ありました。
たしか、もう20年以上も前のことであります。(1992年)
星陵VS明徳。
この試合、結局、明徳が勝利し、校歌演奏中にスタンドから、メガホンやら紙コップなどが投げ込まれ、ブーイングやヤジ、罵声の雨あられ。
いやはや甲子園は大荒れでありました。
「帰れコール」の大合唱であります。
「正々堂々と戦うことを誓います!」に反する行為というわけで。当時としては、異例の大バッシングでありました。
なるほど、超高校級スラッガー松井秀喜の豪快なホームランを一目見にと、足を運ばれた観客は当然「バカにすな」でありましょう。
しかし、ルール違反ではないのですから、そこまで目くじら立てて大の大人が怒り狂う必要があったのかどうか。

ま、賛否両論あるわけでして。
私なんかは、元高校野球、といっても万年「ベンチ温め担当」ではありましたが、そのベンチ球児としては、さてどうでしょう。
むつかしい。答えようがない。
いや、そうですね、私は、どちらかというと選手の立場で考えるので、あの時の明徳のピッチャーは誰だったか忘れましたが。
彼は一生、ある意味「重い十字架」を背負って、今後の人生を生きていかねばならなくなったと。
そのように思うわけで。
勝利のため、チームのため、監督の命令には逆らえない。
ほんとうは松井君と勝負したかったと思いますよ。
今、彼はどんな人生を送っているのか?
幸せで暮らしていることを願わずにはいられません。

「勝負の世界は非情にゃ~!」
(*-゛-) 非情のライセンス?
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