ア・ミリアとロータスの花の関連性について考察 | Liber Kukulcan

Liber Kukulcan

いつの間にかZektbach考察が主になっちゃってたブログ

過去の考察をお読みになる際には
更新された日付に基づいて書いているのでご注意を

はい、今回はがっつりジャケットの方の考察です


ロータスがあらゆるところに出ていることに気が付いたので

そのことについての考察です


まずはロータスとは何ぞやというところから

ロータス(lotus)とは英語で睡蓮、または蓮のことを指す言葉です


ややこしいことに睡蓮も蓮も

濁った水の上に綺麗な花が咲くので

両者が混同されているのですが

遺伝子上別々の植物です


睡蓮と蓮の見分け方の違いを書いておくと

大きく分けて二つ


1、花の咲き方

睡蓮は細長い花びら

真ん中には細長いおしべとめしべがある

咲き終わると水に沈む


蓮は花びらがふくらみがあり、お椀のようになっている

真ん中にはシャワーの口のような部分(花托,、蜂の巣)がある
咲き終わると花びらが散ってそのまま残る


2、葉の形

睡蓮の葉は水に対して平面でありプカプカ浮いている

また葉には切れ込みがある

水滴をはじくことはないので、光っている


蓮の葉は立体的で水面の上で突き出している

また、葉には切れ込みがない

表面が水滴をはじく(ロータス効果)



そのほかにも、

根にあたる地下茎の違い

(睡蓮は地下茎が細く、球根型のものもある

蓮は太くなり、レンコンになる)

睡蓮だけに青い花があるなどなど

細かな違いがあります



さて、見られるものからです

まずア・ミリア負けアニメから


Liber Kukulcan


・ア・ミリアを包み込むお椀型の花の形

・花を支える茎の形

これは蓮の中に眠っているとかんがえられます


また、エレメンタルジグの解禁するときのコメントより


冒険者よ…
蓮の花の中で長きに渡り休眠している
少女を呼びさまし、旅立たせて欲しい。


とあるので、ここにあるのは蓮です



次にTuriiのシーンから

冒頭部分のマルクトが池にいるシーンです

http://www.konami.jp/bemani/bm2dx/bm2dx16/song/turii.html


他にもリフレクのTuriiジャケットに採用されたシーンでまります


この周りに咲いている花をみてきますと


・葉に切れ込みが入っている

・額の中心に花托がない

・青い花が咲いている


とのことなので、ここにあるのは睡蓮です



Apocalypse~memento mori~のムービーより


Liber Kukulcan


葉の切れ込みがあるので

これは睡蓮ですね


さらに、「The Epic of Zektbach -Masinowa-」通常版

リフレクのTuriiのジャケットになっているもの

この背景にある色とりどりにある花のもの用は

ロータス文様というエジプトで用いられた文様です


以上の事柄より、ゼクトバッハ叙事詩の書かれている

ロータスは睡蓮が大半です

しかしながら、内容としては睡蓮だけとも言い難い所もあるのです



では、象徴について調べてみますと

まずは睡蓮について

睡蓮のモチーフは主にエジプトで多くみられます

睡蓮の花は朝になると花が咲き、夕方になると水面に沈むさまや

色とりどりの花が放射線状になるところから

エジプトの主神である太陽神に結び付いて

太陽と再生をもたらす花として大切にされていました

今でもエジプトの国の花は蓮です

さらに、水連は母なる大河ナイル川の水面に咲いています

年々洪水を起こして肥沃な大地をもたらしたナイル川から

水を連想できる深い水色にして、

再生という意味を拍車をかける表現もあります


ファラオのミイラに袂におかれていた

死んでから死者の楽園に行く道しるべを記した死者の書には

太陽神を讃える歌が在りまして(第15章)

そこには太陽神は幼い子供の姿で睡蓮の花の上にいるとあります



蓮についての象徴について

主に蓮の象徴が広まっているのは東アジア一帯

仏教に関するものが大半を占めています


蓮の葉が持つロータス効果と呼ばれる超撥水性は

汚い泥水の中から生まれ育ちながらも、

葉は汚れや虫を洗い流し綺麗な姿を保っています


このことから仏教における蓮は

泥のような俗世の欲にまみれることなく

清らかに生きることの象徴とされてきました


仏陀の生まれた瞬間に蓮の花がほころび

蓮の花を立ち「天上天下唯我独尊」と

第一声をあげたと言われています。



仏教の蓮は蓮華(れんげ)ともいい

釈迦の教えを説いた経典に

「妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)」と名を冠しています

元はサンスクリット語でサットダルマ・プンダリーカ・スートラで

(Saddharma pundarika-sutra)

これを日本語に大まかに訳すと

「正しい教えをする白い蓮の花の経典」という意味があります


また、仏は極楽浄土で神聖な蓮の花の座にいるとされており、

仏像も蓮の花を台座として安置されています

(仏像ぜひとも足元を見てみてください、必ずあります)

これと同じ考えで正しい行いをした人は

極楽浄土で蓮の花に転生できると考えられています

さらに、日本ではお寺の瓦に

蓮の文様を施されていることが多々あります



さて、ここから考察するに

ロータスがたびたび表れているのも興味深いものです

ロータスが睡蓮、蓮いずれにとってみても

強い再生がもたらした清い姿と見ることができます

睡蓮の場合は太陽のごとくの輝きと再生

蓮の場合は転生した先の尊いものという意味があることになります



アミリアは蓮の中にずっといたというわけで

アミリアは尊い存在で清らかなものといえます

赴いた時にはすさまじいパワーを秘めているのではないでしょうか


また、マルクトが流転の儀式沈んでいたところは

トゥーリがこの世の楽園であった象徴で

母なる大河に抱かれて無に帰すようにしたと考えられます


このことからみて、マルクトがアミリアになったと私は考えます

ただ、マルクト=アミリアであるか?いわれたら難しく

転生した姿が全く同一なのかといった決め手には欠けているからです





今日はここまで

今回は書物だけではんく実際に蓮や睡蓮を見ながら書いてました

住んでいる地域が川の流域にいるので、

探すと勝手に咲いていたりもします

おかげで蓮と睡蓮の見分け方はばっちりですw

池のぬかるみに綺麗に花開くさまは確かに神秘的なものがあります


せっかくなのでその時の写真

(画像が悪くてすみません)


Liber Kukulcan-1347163326172.jpg

これは大賀蓮で、

2000年以上前の蓮の種が花開いたものだそうです

多分、アミリアがいたのはこんな中なんだろうと思います


あと書いていて気が付いたことがあって

ポップンの桔梗の勝ちアニメでは

蓮の花の上で彼に会っていました

つまりあのアニメは極楽浄土で桔梗は彼に会えたともいえるし

逆に桔梗はすでに死んでしまったともいえます

骸骨を持ってうろうろした先には

幸せという名の幻想なのかもしれませんね