はい、今日は名前から考察したいと思います
カガチの語源は「カカ」に「チ」を足した言葉から来ています
カカとは蛇自身のこと
チとは力のちに通じ、人を越える力をもった霊全般のことを指します
ここから背中に宿る蛇神から派生した言葉と捉えます
一方、ヤマジは「ヤマ」と「ジ」に分かれます
ヤマはそのまま山のことです
ジは路という字になります
みちは尊敬の念を表す「御(み)」と
先程カガチと同じ霊魂を表すチになりますチと捉えて先程の霊全般のチとなります
ここでのポイントは、「ジ」と「ヂ」は音が非常に似かよっていて
しばし、混同が起こっていることです
例えば「地」という文字は地一文字や大地の時は「ち」と送りがなをふり
地面、地震の時は「じ」となりなすね
つまり、ジとヂはだいたい同じといえます
山の神の力の通り道とは、風水の龍脈のことと考えられます
龍脈とは地のエネルギーの流れで、山伝いによって流れているという考えです
中国から伝わった風水は京都の都にも採用されていて
龍脈の流れで街を守るよう神社仏閣などが配置されていると言われています
マシノワの都の語源となった沖縄の首里城も風水に基づいて造られた城なのです
霊峰ミフシ山を信仰するヤマジらしいものですね
さて、ここから考察するに、いずれも「チ」を名前に冠するヤマジとカガチ
支配の関係にある両者が目に見えない強大な霊を「チ」と共に呼称するのは
何か共通したものがあると考えます
そこで、カガチ、ヤマジの歴史を紐解いてみたいと思います
まず、ヤマジ、カガチが元が同じヒュミナです
紀元前1000年前にガルキア大陸(ノイグラードやアゼルガットがある方の大陸)から渡来しました
そして、200年後に蛇神を宿す元となった奇しき光を浴びました
起点となるのが100年後にミフシ山の大噴火
ミフシ山の麓のアマテリの森に住んでいた祖先たちに火山が牙を向いたのです
この時に北側の山に残ったものがヤマジ
南側の広大な平野に逃げ延びたものがカガチとなるのですね
大噴火による恐ろしさと山がもたらす恵みを、オミフシサマとして力を擬人化し崇めたヤマジの「ジ」
また、遥か昔奇しき光によって表れた背中の蛇を力の源とし使役したものがカガチの「チ」となるのです
ここで、両者の力で似ている
龍は蛇の体をしている想像上の生き物
また、三輪山に代表される蛇がとぐろを巻いた姿が山となる民話等をあわせて考えると
ヤマジ、カガチ共に元は同じ力のことを指していたのではないでしょうか?
ニョアの手記48より、こんな文面があります
世界の創造種は空の彼方より来たというのがアリアテラリアで共通して信じられていることである
(中略)
マシノワでは創造主は霊山に降り立ち神国マシノワを作ったと考えられていた
これは興味深いことです
龍脈の起点となるミフシ山に創造主が降り立ったとすると
この力は創造主から沸いたものともとれます
創造主とは誰か?と推察するに
空船の遺跡の乗り手が一番可能性があると考えています
ギジリがみた奇しき光を持つユナバル遺跡の内部は船のような構造をしていました
この船と同じものがミフシ山にあったと仮定すると合点がいきます
奇しき光を浴びたのは噴火前であり、民族が分かれる前に
遥か南方の海にあるユナバル遺跡へと歩むことは難しすぎると思います
以上の事柄から、ヤマジ、カガチは同じ力のことを指していて
それを違うものとして捉えたのが種族と名前になったという考えです
このチの力はリスタチアを初めとする
アリアテラリアの世界を作った存在が関係あるのかもしれません
今回はここまで
最近無難な考察ばかりだったのでちょいと飛んでみました
専門家が視たら突っ込み所満載かもしれませんが、自由に考えてもおもしろいのではないか?と思い、書いてみた次第です
日本語の由来を辿るうちに、一文字で深い意味が多いですね
古来の方がその傾向は強く、シンプルであるからこそ力強いものを感じます
「ち」ひとつとっただけでも大自然の雄大さや生命の神秘とかがあっての「ち」なんですよ
それに大きいという文字をつけると「だいち」となり
母なるものへと姿を変えていくんですよね
そういえばコンポーザーさんにもだいちさんがいたなと思いつつ
自分の名前となった遥か昔の意味に負けないような名曲をつくってほしいとふと過ったのでした