はい、今日はマシノワの試聴来ました
http://www.konamistyle.jp/sp/zektbach_masinowa/index.html
が、こっちはきけなくて指を加えてる状態です・・・
年表ネタが来たのでメリウス暦のまとめ更新が出来たらなと思います
以前のメリウス暦のまとめから半年経ったわけでちょうどいい頃合いです
今回はドラマCDと携帯サイトの特別図書の加筆が中心になると思います
というわけで、マシノワについてシリーズのネタから
ギジリとクカルの名前を改めて辿りました
ギジリの名前の由来について
岩手の方言で「木尻(キジリ)」という単語が訛ってギジリになったと考えられます
この木尻とは囲炉裏(いろり)の座る位置を示してます
木尻の位置は、入口から見て真っ正面に主人が座る位置(横座)の対面で
出口に最も近い土間のすぐ側
それ故、家の中で最も地位が低い者が座っていたそうです
木尻という名前も囲炉裏の薪をここからくべるので
薪の尻が向くことから名が付けられました
そもそも「囲炉裏(いろり)」とは、
室内の床を四角に切り抜いて火を燃やす場所のこと
長方形か正方形に床面を掘り下げて
灰を入れた上で炭や薪を焚いて使います
そこでは夜の照明はもちろんのこと
暖をとったり、鍋などで煮たきをしたり
物を乾かしたり、火種を残したりしてます
そして、家族だんらんをする重要な場所でもありました
今でも家族中が火燵に入ってぬくぬくしながら
晩御飯に真ん中に置いてある鍋をつっついて食べる様は
この囲炉裏の文化が生き残っていたのかもしれませんw
なお、囲炉裏などの火を扱う場所には
家族や人々の寄り集う所であり生活の拠点です
そうした側面から囲炉裏を大切にし、
信仰の対象とすることがあったそうです
仙台の方にはカマオトコという神様が今でも祭られているそうです
外国にはローマのウェスタという神様がいて
そちらも火と家庭を司る神となっています
クカルの名前の由来については
沖縄の方言でリュウキュウアカショウビンという鳥の名前から
鳴き声が「クッカルーーーーー」と鳴くから
このような名前が付けられました
(島によっては「クッカル」「コカル」とも呼ばれる)
アカショウビン自体は日本各地に出没はするものの、
本土では大変珍しいものとなっています
南にある沖縄や奄美ではよく見かけることが出来るそうです
このアカショウビンの名前を突き詰めてみますとアカは赤で真っ赤に染まった身体が特徴となります
(クカルの鎧の色と同じ配色です)
そのためかアカショウビンの二つ名は「火の鳥」といいます
ショウビンとは「翡翠」と言う文字をあてて
カワセミの仲間である事を意味します
カワセミの特技といえば独特の捕食
なんと川や池に飛び込んで捕まえるわけ!!!
水辺の枝や川中の石などに止まり魚影を目で追いまして
見定めると体をひきしめ、ダイビングして魚を捕ります
カワセミの英語名「Kingfisher」とは「漁師の王様」という意味で
この魚を捕らえる様を表してます
また、カワセミの空中から抵抗の大きな水中に飛び込む時に
華麗に水を切る形を参考にして
新幹線の頭を作ったりしています
リュウキュウアカショウビンは春(3月中旬)に沖縄や奄美諸島へと来て
そこで子育てして秋の終わり(10月頃ぐらい)に南へと帰っていく
「夏鳥」と呼ばれる種類の渡り鳥です
大雑把に例えて言えば南国の燕みたいな鳥w
神話や伝承の方で見ると、
丁度訪れる時期に梅雨の始まりや台風が訪れることがあるので
「雨を呼び込む鳥」とされているようです
ギジリの由来を辿れば、一番身分が低い者という意味合いが強いです
ギジリ伝の出生は
また、火をくべて守るポジションなのも興味深い所
陰陽五行では「木は火を相生する」と言って
木を燃やすと火が出るのでその力を強めるそうです
マルクト始めとする星の民の力はトゥーリにある大樹と関連があり
ギジリが火の力に還元してパワーアップしているという可能性がある
クカルの由来を辿れば
水中に沈み行くマルクトを速やかに助け出した事が簡単に思いますね
カワセミは水中を見渡す視力が半端ないし
弾丸のように水中へと突っ込むのはおてのものですから
後は文字通りの「嵐を呼ぶ男」という点
バケツをひっくり返すような雨を呼ぶ鳥は、
瑞鳥となるか凶鳥となるかという所です
というわけで今回ここまで
二人とも火の関連性がある由来ですなぁ
ゼクトバッハ叙事詩で火に由来する名前は
他のキャラにもちょいちょいいたりもします
例えばマタンの近衛騎士のファロ(Faro)は
イタリア語で灯台を意味してまして
語源を辿れば巨大な篝火を指す言葉です
火に関連する名前はまだまだ登場しそうです!
囲炉裏の話は秋田の山の奥の奥の奥に住んでいた祖母の実体験をベースに
色々調べて書き上げたものです
リアルな話が聞けて非常に興味深かったです
その日の晩御飯は囲炉裏の料理を再現してくれました
囲炉裏の扱いは祖母はまだまだ現役でもやれそうですw