はい、小ネタの水曜日
今回は曲名の「Blind Justice」から色々考えてみました
なにかとZektbachの中では有名な部類のBlindJustice
あっちこっちで話題に上る事が多いです
そんな書き込みを読んでみていて
ふと、なんで盲目なんじゃ!!!
・・・と、しょうもない考えが浮かんだのですなwww
というわけで、ちょいと気合い入れて調べてみました
まずは「盲目的な正義」という直訳から考えてみます
盲目とは目が見えてないことですな
「目が見えない」→「周囲が見えていない」→「理性や分別がない」
というすんごい遠回りな意味も含んでいる言葉です
歴史上でも正義の在り方で首を傾げる事がしばしばあります
例えばヨーロッパの十字軍とかが良い例ですな
キリスト教を信じる人々が
聖地エルサレムをイスラム教奪還するために
各国から遠征軍を派遣しました
中世の約200年にわたって聖地をめぐる戦いがくりひろげられました
キリスト教の人々からすれば
イスラムなどの異教徒の人々を
正しい宗教であるキリスト教に改めさせる行為を秘めていました
つまり、「正義」の為に行ったわけ
しかし、蓋を開けてみれば単なる盗賊の塊になってました
食料や金銭を得る為に行く村々を襲ったり
更には同じキリスト教の国(東ローマ帝国)を滅ぼしたりと
元々の意味からは逸脱したものです
これは果たして「正義」を成したものでしょうか?
近年でもアメリカがアフガニスタンに戦争を吹っかけた時
結果論として「正義」であったか?と疑問にあげられてます
ポップンのエピックポエトリーのコメント
弱い者を苦しめる事が正義なのか?
無駄な戦争と破壊を繰り返す事が正義なの?
というのはここから来てると思います
そして、盲目の正義の意味はから連想出来るものとして正義の女神がいます
なんと、正義の女神が目隠しをしているのです
彼女の名前は「Justitia(ユースティティア)」
1stアルバムの豪華版絵本に名が記載されています
なんで彼女は目隠しをしているのかといいますと
彼女が前に立つ者の姿を見ないという表れです
貧富の差や強大な権力の有無に関わらず万人に等しく裁かれるわけ
大金を積んだりして買収するお金持ちや、
一言で国が動くどっかの政治家さんだろうと
どんな誘惑があろうともこの女神の前ではきっかりバズッと裁かれますw
また、ユースティティアは目隠しとは別に天秤と剣を手をしてます
彼女が手に持つ天秤は正邪を測る「正義」を、剣は「力」を象徴し
「剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力」と言われてますつまり、刑罰を執行する力をもたなければちゃんと裁けないし
逆に一方的にやたらめったに裁けば、単なる力でねじふせる暴力となると
この両者のバランスが必要であることを表しています
このBlindJusticeは一言で正義の在り方を問いて
また一種の解を出してる意味を内包しているのではないでしょうか?
ちなみにタロットの正義の絵柄もこの女神です
善悪の区別や正義、公正や公平なことを示してますが
もうひとつ意味が加わります
それはバランスの良さが必要なこと
男と女、光と闇・・・など対となるものがこの世には存在します
しかしその相対するものが一方に偏ってしまうとと
たちまち上手く世界が成り立たなくなってしまうわけ(^^;)
この対立した物を調整して平定にもたらす仲立ちみたいなものだそうな
ノクスとマタンは和合することで超越者となる
・・・とゼクトバッハ叙事詩にはありましたが
仲立ちの女神が降り立てば
合体して超越者にならなくても
それに見合った力が二人に備わることが出来るとふと思いました
この女神はアリア・テ・ラリアにもいるのかしら?