特別図書 シャムシール・ザムーク考察Ⅳ~イスファハンの悪夢女王の振る舞いついて~ | Liber Kukulcan

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いつの間にかZektbach考察が主になっちゃってたブログ

過去の考察をお読みになる際には
更新された日付に基づいて書いているのでご注意を

はい、まずコメント返信について
長い間お待たせして申し訳ありません!!!m(__)m
明日中に返信させていただきます

後、年末年始はクイズ大会開きます
メジャーからマイナーまで幅広くだします
年越しぐらいはZektbachだけに頭使ってもいいじゃないか!!!というわけで
景品は・・・振られた考察ネタでまるっと一ヶ月私が考察するとかwww
その辺も考えておきます


これはZektbach公式携帯サイト有料の特別図書
アリア・テ・ラリア史について書かれたものです
激しくネタバレですのでネタバレが嫌な方や
考察に嫌悪感を抱く方はおひきとり下さい


というわけで、前回は発狂した兵士についてみてきまして
いよいよ女王のみみにまで届く必要ですな
踊り子で発狂するということはアゼルガットという国では大変な事になっているわけ
ニョアの手記44や53について書かれてる事をかい摘まむと
ナセム族の祖先は元々アムリナの従者と呼ばれ、ある事を守る為に厳しい掟のもと
人里離れた場所に住んでいました
(おそらくはイゼルニア山脈の何処か)
ナシュムもその村で巫女の候補として修行していたのだが、
ある時ノイグラード人の男と接触してしまい
村からでてしまいました
このことから男は巫女を護る者として存在し、
巫女になれる女よりも地位が低い風土が残ります
なのでアゼルガットの王は女性であり、
踊り子をはじめとする女性が就く職は地位の高いものが多いです

ここで分かるのはアゼルガットでは踊り子は特別な意味合いを持つと

つまり、日本で例えると天皇家の子息みたいのようなもの
天皇家と国は直接関わりはないが(建前上)
間接的には莫大な威力があるのです

では、踊り子で発狂してしまうということをこいつに置き換えてみますと

・・・天皇家の子息が見て発狂するということを沢山現れたとなると
国は躍起となってこのことを収拾しようとしますね

背景にはこれと同じ事なわけです

長い戦争で疲弊している国に、混乱をきたす要素があってはならぬ。
シャムシールは強すぎるのだ。過ぎたる力は、後に必ず災いを及ぼすであろう。

という女王の発言にはこのことを土台として発したと考えられます


更には占い師が不自然な死を遂げて女王は意思を固めたと
そしてシャムシールは拿捕され
処刑を執行する兵士達と大勢の民衆が集まっていました

シャムシールに対する恐怖を利用した女王の周到な虚言流布により
国民達は皆、英雄シャムシールの本性は国に災厄を招く悪魔であると
その半年で既に洗脳されていたわけてす
虚言流布とは嘘の噂話を流していたという意味
戦争が終わったばかりで内政が混乱していたということに目をつけられて
英雄を悪魔に仕立て上げたと

また、処刑は女王の統治力を高める為のプロパガンダの意味合いもあり、
シャムシールはある意味で恰好のスケ―プゴートでした


プロパガンダは政治的意図のもとに主義や思想を強調する宣伝
北朝鮮が行う軍事パレードやマスゲームもプロパガンダ
これで自分の国は強いんだ!!!とアピールしてるのですな
「悪魔」のシャムシールを象徴を始末することで
国民に女王はすごいし偉いと思わせといて
統率を高めようとしたのです
ただ、プロパガンダには
国の苦難に直面し疲弊している国民を励まし
復興意欲を喚起させるという意味もあるので
そちらの意味でも使われたとも取れます

こうして国民が貯まっていた不満や憎悪を
他にそらすための身代わりとして
シャムシールは生贄とされました
置き換えてまとめるというのは歴史上多々あります
歴史上ではフランスの英雄ジャンヌダルク辺りが有名かな
アニメのポケモンでいうポリゴンもこれにあたると思います

後は、あの悲劇へと繋がると・・・





今回はここまで
シャムシールは国の為に消されるはずだったと
これが正しいかは別として
仮に消されてたらアゼルガットは大国として繁栄した・・・はずだな

私の地元では人の罪を背負うお祭りがあるぐらいで
これも人が起こすことの一つのだと思いました