スカル「あん?なんか騒がしいな…」
赤夜「…?」
スカル「お前ら、向こうで大人しくしてろって言ったやろ!?」
豹「な…なんで???(((( ;°Д°))))」
スカル「ああ?」
豹「何で、何で赤夜さんがこんなところにいるの??」
スカル「何でって、俺の兄貴だから」
豹「えええ!?お、お兄さん!!?ぼく、そんなの聞いてない!!」
スカル「言ってないもん」
豹「だって、ぼくのママ…お兄さんがいるなんて言ってなかったもん」
スカル「じゃーお前のママと俺は別人なんじゃない~?」
赤夜「?」
豹&レン「あ…あの…((((´・ω・`))))」
赤夜「…!」
赤夜「ペ-チペチペチ、ペチカンマーン!!」
豹&レン「!!!」
豹&レン「本物だーーーーー!!!」
スカル「…兄ちゃん…」
赤夜「ん?」
スカル「その…チカンマンのどこが良いの?」
豹&レン「ペチカンマン!!!ヾ(。`Д´。)ノ」
赤夜「ペチカンマン、な?(^^;)」
赤夜「それより、この子達は?俺に紹介してほしいな」
スカル「ああ、えっと…」
豹「豹です!未来のスカルさんのこどm…!」
スカル「あああ、コイツは俺の知り合いの紫狼って奴のとこに居候してるクソガキ!」
レン「月丘レンです。よろしくお願いします」
スカル「んで豹の友達の吸血鬼のお嬢さん」
赤夜「俺は赤月赤夜という。スカルの兄だ。俺の事は親戚のお兄さんとでも思ってくれてたら嬉しいな」
レン「お、お兄さん…!!(キラキラ) 」
豹「ほんとに?ほんとにお兄ちゃんって、思ってていいの!?(キラキラ)」
赤夜「う、うん…?(^^;)」
スカル「!!」
スカル「ダメーーー!!赤兄は、俺の兄ちゃんなんだから!!お前らにはやらん!!」
赤夜「スカル…(^_^;)」
レン「むーーーっ」
豹「ケチーーーっ」
赤夜「そうだ。せっかくだから、何か作ってあげようか?」
レン「良いんですか!?」
豹「やった~~~赤夜さんのお菓子だ~~~♪」
赤夜「カップケーキとかで良いかな?」
豹&レンはい!!ありがとうございま~~~す!!」
豹&レン「おいしい~~~~~~(●´Д`●)」
スカル「良かったなーそれでしばらくは大人しくしてろよ?」
白おちび&おちび「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(じー)」
赤夜「!」
赤夜「おやつ、食べる?」
おちび「おやつ!!」
白おちび「おやつー!!」
ルヴァル「ああ~…喉渇いた…。なんかねえかな…ん?」
カルマ「全くだな…って…!!?」
カルマ「うわっ…芸能人!!」
ルヴァル「は?芸能人?」
カルマ「ほら、赤月赤夜だよ。今TVに引っ張りだこの…!」
ルヴァル「俺、芸能人だろうが何だろうが、野郎には興味ねえから」
ルヴァル「でもそんな奴が何でこんなとこに…?」
スカル「この人、俺の兄貴」
カルマ「兄貴!?」
ルヴァル「スカル、まだ兄弟いたのかよ!?…つかスカルの兄弟って事は…コイツも馬鹿強えんじゃ…」
赤夜「ん?…あ、いや、俺はそっち方面は全然で…(^^;」
レイン「ハアハア…あ、赤兄…!!」
赤夜「おお!レイン!久しいな、元気だったか?」
レイン「あ…あの…ハアハア…すみません…」
赤夜「どうした、大丈夫か?走ってきたのか?」
レイン「赤兄が来てるって聞いたから…その急だったから、俺、何も用意できてなくて…」
赤夜「用意って?」
レイン「誕生日、プレゼント…」
スカル「!!!」
赤夜「ああ…そういえば今日だったな。俺の誕生日」
レイン「ごめん、ほんと…まさか会えると思ってなくて…何も持ってきてなくて…」
赤夜「良いよ良いよ。覚えててくれただけで、俺は十分だから」
スカル「俺…忘れてた…赤兄の誕生日…プレゼントも用意してない…しにたい」
赤夜「す、スカル…!?そんなに気にする事なんてないんだぞ!?」
レイン「にーに、ごめん。俺が…責任、取ります(ナイフ装備=え○こ爪)」
赤夜「レイン!!?ま、待った、ストップストップ!!;;」
赤夜「レインは何も悪くないぞ!?だからナイフは仕舞え、な?
誕生日なんて覚えてない事の方が多いし、俺は気にしてないから。
それにスカルのその気持ちだけで、俺は凄く嬉しいよ」
スカル「兄ちゃん…!!」
レイン「赤兄…!!」
スカル「抱き着いて良いですか?」
スカル「にいちゃーーーん!!(/TДT)/」
レイン「~~~っ!!(/TωT)/」
赤夜「…(よしよし)」
豹「あ!いいないいなー!」
カルマ&ルヴァル「・・・・・・・・・・(=ω= )」
ルヴァル「なんか凄くジェラシーを感じるんだが…~~~っ」
カルマ「思ってたよりも良い人、そうだな…」
ルヴァル「分からないぜ?スカルの兄弟だ、またろくでもねえ野郎かもしれないぜ?」
赤夜「あ…申し訳ない。ご挨拶が遅れました。俺は赤月赤夜と言います。スカルとレインの兄です。
弟たちがいつもお世話になっています(*^^*)」
カルマ「うわあっ!!?」
ルヴァル「ま、まぶしい…------っ!!?」
ルヴァル「うわっ、何だこの光…!!眩しくて直視できねえっ!!?」
カルマ「これは天性のオーラか!!
特に大した事言ってないのにめっちゃ良い人オーラ醸し出してやがる…!!?」
ルヴァル「くそっ、負けるか!俺のイケメンオーラあああ…ぐはっ!!?」
カルマ「ルヴァル!?おい、大丈夫か!?」
赤夜「そうだ、先ほど喉が渇いていると言っていたな?俺の手作りで申し訳ないが、
とっても美味しい特別なドリンクがあるのだが…お二人は甘い物はお好きですか?
よければご馳走しよう♪」
ルヴァル「え…まあ嫌いじゃねえけど…むしろ好きだけどよ」
レイン「赤兄、こんな奴らに気を遣うことない」
赤夜「まずは砂糖水を作って…」
ルヴァル「なあ?作るって、この人料理できんのか?」
カルマ「テレビだとお菓子作りは得意って言ってたから、多分大丈夫だと思うぜ?」
赤夜「キャラメルシロップと、メープルシロップと、フルーツシロップと…
再度砂糖を計量カップいっぱいと…あ、あと牛乳…」
カルマ&ルヴァル「…?…??」
赤夜「ここにあんこを大盛り入れて…溶かした10枚分の板チョコ入れて、クリームたっぷりまぜて…」
カルマ&ルヴァル「?????」
赤夜「バニラアイス3カップ分加えて…あれ?黒砂糖入れたっけ?…あ、そうだ、ここでミルクミルクと♪
赤夜「といだ卵まぜて、生クリームまぜて、マショマロ入れて、フルーツシロップ入れて…
あ、さっき入れたか。まあ良いか。グラニュー糖も5カップ分入れて~…仕上げに、
※プレムリム=人外界で最も甘い食べ物。害はないがあまりの甘さに気分を悪くして吐き気と嘔吐を繰り返す者が続出するという、ある意味魔の食べ物
赤夜「お待たせ♪甘さ控えめに作ってるから、飲みやすいと思うよ♪(さわやかスマイル)」
カルマ「(いやいやいや絶対控えめじゃないだろオオオッ、めっちゃ甘いぞコレ絶対甘いぞ、
つか甘いどころの騒ぎじゃねえぞコレ)」
赤夜「何、心配せずとも危険はないから、安心して飲んでくれ(さわやかスマイル)」
ルヴァル「(できるかー!!変な煙出てるんですけど!?俺の腹が危険信号発してるんですけど!?
あれ、ドリンクじゃねえだろ、毒リンクだろ…!!)」
赤夜「ほら、遠慮せずに…(笑)」
カルマ「あ、あの…俺、今ダイエットしてて甘いものは極力ひかえてるんですよ
…(なんかボコボコ言ってる)」
ルヴァル「そういえば俺も甘いものは食べるなって病院からドクターストップかかってたの忘れてたわ
スカル「あら~もちろん飲むわよね?ダーリン」
レイン「まさか、断るなんて事…ないよな?」
ルヴァル&カルマ「…(ご、拷問だ…!!!!!)」
【一時間後←】
カルマ「…生きてるか…ルヴァル?」
ルヴァル「…まだ…舌の感覚がねえ…なんか今食いもん見たくねえ…つか何も見たくねえ…うぐっ。」
スカル「だらしねえなーお前ら」
レイン「本当、だらしないな」
赤夜「スカル~♪レイン~♪お前達の分も作ってあるぞ~?(にこにこ)」
スカル「え?いや、遠慮しとくわ。俺、昆虫じゃねーし(真顔)」
レイン「俺も…流石にカブトムシの餌は食えない…(真顔)」
カルマ「お前ら俺らより断り方ひどくねえかオイ!!?
つか分かってて無理やりあんなもん食わせたのかよこの野郎!!」
赤夜「全くしょうがないなあ、お前達は。好き嫌いしては駄目なんだぞ?」
カルマ「いやそういう問題じゃないと思うがってお兄さあああん!!?」
ルヴァル「あの毒物を普通に飲んでるだと!!?」
スカル「…(=ω=)」
赤夜「母さん!?」
鬼子「来てたのね、赤夜。カルちゃん(スカル)に聞いて、急いで来たのよ!?
もう~来てるなら連絡してくれればいいのに~~~!!(●>Д<●)」
赤夜「ごめんよ、母さん。まさかこっち(人間界)に来てると思わなかったから…」
鬼子「ご飯はちゃんと食べてるの?TV見てるわよ?がんばってるみたいでママ嬉しー!!
慣れない人間社会での仕事は大変だと思うから、
困った事あったらいつでもママに相談して良いのよ!?
…もおおほんと、会えて良かったわ赤夜~~~!!(ぎゅうううううう)」
赤夜「お、俺も嬉しいよ…か、母さん…っ」
スカル「お。おふくろーーーストップ。ストップ!兄ちゃんの背骨いきなり折る気かよ
」
鬼子「あ、ごめんごめん。嬉しくってつい…」
レイ「よ!赤夜、元気してたか?」
赤夜「えと…どちら様、かな?」
レイ「父さんだ」
赤夜「父さん!!?」
鬼子「この人の事は気にしなくていいから」
レイ「赤夜、父さんも嬉しいぞ。この人間界で人間達と立派に共存しているお前に…。
中々できる事じゃない。」
ルヴァル「なんか鬼子さん達、やけに嬉しそうだな…」
レイン「嬉しそう、なんじゃない。嬉しいんだ」
スカル「そうだな(微笑)」
カルマ「?」
スカル「悪党の一族の生まれでもある俺達の中で、唯一堅気一筋の人だからな、赤兄は」
スカル「ま、地獄(鬼の生息地)じゃ悪党稼業は悪いどころか、むしろ評価される方なんだが、
他の場所ではそうはいかない。何かと毛嫌いされたり、厄介者扱いされたりする…
他種族からの風当たりが特に強い〝鬼〝が、他種族とも立派に共存できる事を
赤兄は証明してる訳だからな…。やっぱり、スゲェよ、赤兄は…」
レイン「鬼は…鬼ってだけで、何かと悪にされがちだが、鬼がみんな悪い訳ではないし、
中には平和を望んでいる者も、決して少なくはない…。
赤兄は、そんな鬼達の希望でもある。」
スカル「その内、まじで種族関係無しで共存できる世界ができたら良いのにな…」
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今日はここまででw