お別れの日の朝

 

前夜、夫と相談して火葬場に行くまでに今までお世話になった産婦人科、私たちの職場を息子に見てもらう事にしました

 

そして、火葬場へ

少し早く着いた為、車で3人の時間を過ごしました

 

大丈夫だよ

ずっと忘れないからね

大好きだよ

私たちをパパとママにしてくれてありがとう

ずっと一緒だよ

 

8時半の開場とともにすぐ入口へ

事前に電話をしていた事もありすぐに案内をされました

 

焼香をした後、待合室でお待ちくださいと伝えられました

最後にもう一度顔を見せてください

 

愛しい我が子との別れ

 

辛くて苦しくてでもこんなに愛おしい気持ちを知れたのはあなたがここに産まれてきてくれたから

本当に本当にありがとう

 

30分も経たないうちに呼ばれました

 

息子は、小さくて細い骨を残してくれました

小さいけれど、ちゃんと肋骨や大腿骨の形は分かりました

 

骨が残らないかもしれないと思っていたので取り急ぎで用意した瓶に大切に大切に入れました

 

また一緒にお家に帰ってくる事ができました

 

おかえり

 

息子の為にちょっとした祭壇を作る事にしたので、喪服を脱ぎ買い出しへ

 

花瓶や3人で撮った写真を入れるケース、可愛いかぶとの置物を見つけたので購入

しばらくは、ご飯の支度とかもする元気や体力もないだろうと思っていたので冷凍食品やレトルト食品なども多めに購入しました

 

骨壺はAmazonで可愛い物を見つけたので購入

 

帰宅後は、息子との写真を印刷してケースにいれたり、体を休ませることに専念しました

 

やらなくちゃいけない事は沢山ありましたが、やはり産後の体

疲れと痛みと出血があり横になっていました

赤ちゃんと一緒にお家へ帰ってきました

4日ぶりの我が家

 

お腹に息子がいた時の事を思い出して家に入るなり泣いてしまいました

 

翌日、夫は仕事へ

日中ずっと二人きりで過ごしました

 

息子の事を思いながら手紙を書いたり、寝室で一緒に音楽を聴いたり…

 

妊娠中、夫と見ていたコウノドリ

babyの曲がとても落ち着くと同時に幸せだったあの頃を思い出し苦しくもなる

 

 

火葬前夜、息子と過ごす最後の夜

 

お家の中を夫と案内してあげました

夫は家族の話をしたり、絵本を読んであげたりずっと息子に話しかけていました

 

ずっと一緒にいたい、離れたくない

そんな想いで涙が止まらなかったです

 

そして、この日名前をつけてあげました

親としての務め、そしてこの世に産まれた証として

 

我ながらに素敵な名前を付けることができて本当に良かったです

 

当初の予定では、退院後死産届を出した後すぐに火葬場へ行く予定でしたが(退院後の流れは辛くなるだけだからなるべく早く終わらせたいとの想いで…)愛しい我が子を目にしてから少しでも長く一緒に居たい、骨も絶対残してほしい

そんな想いに変わっていました。

 

赤ちゃんの火葬は骨が小さく残りづらい為、火力の弱い朝の早い段階での火葬を勧めているそうです

夫の仕事の都合もあり2日後の朝イチに火葬をお願いすることに決めました

 

それまで、病院に預かっていてもらおう

 

用意して頂いたおくるみをもう着させてしまうかどうするか

助産師さんが今ならもしかしたら袖に腕を通せるかもしれない

時間が経ってから動かすと手を損傷させてしまうかもしれない

ただ、火葬まで二日間ある為、血が溶けておくるみが汚れてしまうかもしれないと言われました

 

凄く悩みました

 

せっかく綺麗な状態の手で産まれてきてくれたのだから通せるのなら腕を通してあげたい

だけど、綺麗なおくるみの状態で火葬してあげたい

 

迷う私を見て助産師さんがなるべく血が付かないようにシートをおくるみにつけていいですか?

シートをおくるみに重ねる事で少しでも血の付着を防いでくれるとのこと

凄く嬉しかったです

 

夫が到着後、二人で一緒に赤ちゃんにおくるみの袖通しをしてあげました

私は、終始泣いていたのでほとんど夫と助産師さんがやっていましたが…

袖はほんの少しだけですが向こう側から手が見えるくらいなんとか通りました

 

良かったね、ずっと裸んぼうだと寒いもんね

暖かい?ずっと冷たい所にいるから寒いよね

少しでも暖かくなったね、良かったね

 

ここから二日間のお別れが寂しく泣いていると、助産師さんが一緒に帰っていいのよ

その方が寂しくないよね?

迷わず、一緒に帰りますと即答しました

 

ナースステーションに挨拶をし、退院

 

赤ちゃんと一緒に我が家へ

 

 

 

ゆっくりと2時間ほど分娩室で過ごした後(赤ちゃんとは1時間くらい それでもゆっくり3人で過ごせた!)

今後の流れについて助産師さんからのお話を聞いて旦那は帰りました。

 

「赤ちゃんとはいつでも会えますから行ってくださいね!」

凄く嬉しかった

出産直後は、気持ち悪さもありましたが大分落ち着いてきて夜ご飯は完食!

 

出産経験のある姉に今回の分娩について一杯話を聞いてもらいました

その後は、旦那と電話しながら赤ちゃんの様子をテレビ電話に写したりしながら時間を過ごしていました

 

今日は赤ちゃんと一緒に寝たい事を助産師さんに伝えると、保冷剤がぬるくなってきたらナースコールを押せば取り換えに来てくれるとのこと

 

赤ちゃんの体には乾かないようにと体にガーゼが張り付かないようオイルが塗られていました

できるなら赤ちゃんの顔をずっと見ていたいのですが、ずっと空気に触れていると乾いてきてしまう為ほどほどに…

 

都度、保冷剤の様子を確認しながら時々ガーゼを除けて赤ちゃんの顔を見ては語り掛けていました

今日は、寝ないで赤ちゃんと保冷剤の様子を見よう

そう決めました!

だって、出産した日からママは始まっているんだもん

本当なら授乳したり、寝れない日になっているかもしれないんだもん

ママとしての責任、今日ぐらい眠くても起きてる

 

と決めたはずだったのですが…

やはり産後の疲れからか、夜中1時頃限界に達し助産師さんに寝ることを伝え、3時の見回りの時に

保冷剤を確認するタイミングで起こして欲しい事を伝えましたが助産師さんには眠れるのならしっかり寝た方がいい事を

伝えられました

見回りの時に確認してぬるそうならこちらで取り替えますよと言われたのでお願いをした

 

幸い、季節は3月だった事もあり保冷剤(アイスノン 大きい氷枕)は割と長い時間でももってくれた

 

助産師さんが確認し易いようにこの日は電気はつけっ放しで寝た

 

3時頃、確認をしにきてくれたのが分かった

ただ、起きられる元気はなかった

まだ保冷剤が大丈夫だったのか替えてる様子はなかったと思う

 

恐らく、4時過ぎ頃見回りの時間ではないのに助産師さんが保冷剤を替えに来てくれた

「ありがとうございます」とだけ言いまた眠りについた

 

赤ちゃんの事を気にかけてくれたんだと思うと嬉しかった

 

6時半頃、朝の見回りに助産師さんが来た段階で赤ちゃんを一度預ける事にした

朝まで一緒に居れて良かったな

 

特に体調が悪いという事もなく朝ごはんも食べた

9時半ころ 診察

特に異常もなし

分娩の時に先に胎盤が剥がれ落ちたこともあり、出血が多かったとの事だが貧血も薬を出すほどの数値でもなく

今日退院の許可が出ました

次回は、3週間後

 

本来なら11時頃には退院できるとの事だったが、夫が仕事の関係で13時半頃に病院到着予定の為その時間まで病院にいさせてもらう事にした

15w6d

 

6:30 起床と共に痛み止めを飲む

昨日シャワーに入れなかった為、すぐシャワーを浴びに行く

 

7:30頃 ご飯 急に手術になる可能性も見込み、ご飯は6割くらいにしておいてといわれる(手術の場合麻酔を入れるから?)

 

8:30 陣痛促進剤1回目 ここから3時間おきに薬をいれていく

エコーで確認 赤ちゃんが背中を向いているから頭向いてくれればいいんだけどと

赤ちゃんきっとまだ出たくないから、そっぽむいてるのかな

そんなように思えました

 

多くの人は2回目の促進剤投与で分娩する人が多いとのこと

 

促進剤を入れてから、間もなく分娩台へ

いよいよなんだと心構えをする

なんとなく分娩台と言われると手術室のようなイメージをしていたが、凄く綺麗で心落ち着く空間だった

 

分娩台にあがり点滴をうつ

 

お腹のあたりがじわじわ温かくなってくる感じはあったが生まれる予兆がない頃に夫に、棺にいれる折り紙を買い足しにいってもらう

夫が戻ってきてから二人で鶴を折る

 

11:40頃  「何か出た!!!!!!!!!」

 

温かい何かが出たのが分かった

赤ちゃんかもしれないとパニック

即ナースコール

 

助産師さんがきてくれて 内診

 

破水したようですね

 

破水かぁ

初産だった為、破水の感覚が分からず赤ちゃんが出てしまったのかと思った

 

そのまま、先生を呼んでくれて12時 2回目の促進剤を入れる

 

促進剤を入れてから少し経った頃、急に陣痛がくる

 

「痛い!!!」しか発せられませんでした

一体何度「痛い」と発しただろう

間違いなくこの時の痛みが人生で一番痛みを感じました

 

12:45頃 痛みはピークに

 

陣痛の間隔もわからないほどにずっと痛い

 

夫は、「ナースコール押す?」とずっと言いますが何をそんなに我慢していたのか私は頑なに「押さないで…」と言っていました

 

13:00頃 また何かが出た感覚と痛みに我慢出来なくなった為、ナースコール

 

助産師さんが来てくれて、出血が結構あったので先生を呼んでくれました

 

先生が内診をすると胎盤が詰まっている?

細かい事は覚えていませんが、これは痛かったねと言われました

一部の胎盤が出てきたようです

出血もあり、シートを取り替えました

 

少し楽になりましたが、ダラダラと何かがずっと出ている感覚がありました

 

13:45頃 痛みがまたピークになりナースコール

 

助産師さんの内診 足がもうすぐ傍まできているよ

先生呼ぶからね

 

14:20  出産

赤ちゃんは、すぐに助産師さんに運ばれていった

 

何かをやり遂げた

そんな感覚だった

気持ち悪さはあったものの早く赤ちゃん会いたかった

 

間もなくして赤ちゃんとご対面

 

銀色のトレーに運ばれてきた小さな我が子

ガーゼからはみ出た小さな手に「小さい!」

そう声が出ました

 

ガーゼをめくるとそこには小さな小さな我が子がいました

「可愛い」涙が止まらなかったです

 

身長15cm 

体重79g

 

私のお腹の中でしっかりと大きくなっていてくれていたんだね

そこからは、3人で写真を撮ったり、抱っこしたり、じっくりと顔を見て「ここはパパ似かな」なんて言いあったり幸せな時間を

過ごしました

指摘されていた浮腫みの跡は一目瞭然でした

この小さい体で必死に耐えながらここまで大きくなってくれた我が子を誇りに思いました

 

気になっていた性別

男の子

 

予感は命中!!

 

愛しい

ただただ愛しい