先日、篠田桃紅展に行ってきました。


1913年に生まれた篠田桃紅さん。

結婚は自分の生き方ではないと家を出て

書を教え始めました。

戦後ニューヨークで篠田さんの書は

高く評価され、その後帰国。

書だけでなく、版画、エッセイと活躍の

場を広げますが、1年前107歳で

逝去されました。




書なのか…

篠田さんの作品は前衛書、

字が書かれているのではなく

字に込められた深い思いを表現したものです。

(もちろん字が書かれた作品もあります)


パンフレットによれば

『書と絵画、文字と形象というニ分法に

囚われない、墨によるまったく新し独自の

抽象表現、空間表現』とあります。


何を表現しているのだろうとじっと

眺めたあと、題を見たら『無題』でした爆笑


あまり難しいことはわかりませんが

好きなんですよね。

大作の前に立つと吸い込まれそうな

錯覚を覚えます。

そして特に「赤」

白と黒であらわされた世界の中に

ハッとするほどの存在感。


私が篠田桃紅さんを知ったのは

エッセイから。

きりっとした佇まいの文章を書かれて

いました。


一度は本物を見てみたい。

そんな私の思いが一つ叶いましたニコニコ


東京オペラシティで6月22日まで

開催されていますので、興味のある方は

是非。