名前はわからないけど、可愛らしいニコニコ



子どもの頃、教科書で

『窓あけて窓いっぱいの春』 種田山頭火

という俳句を習ったとき

目の前に窓いっぱいの緑が浮かんで

感動したことを今でも覚えてます。


そして今。

『プレバト』というテレビ番組を観ていて

やっぱり俳句は面白いなと思います。


たった17音。

夏井いつき先生が手直しするだけで

その句の輪郭がはっきりとする。

又はことばに流れが生まれる。

それはもう見事としか言いようがない。


ブロ友さんにも俳句をされている方たちが

いらして、真似事でもと思って歳時記を

買ってはみたものの、さっぱり真顔




『私の人生、これまでいろいろありましたが

喜びも怒りも悲しみも悔しさも、すべて

俳句に変えて生きてきましたね。たとえ

悲しいことやつらい出来事があったとしても

それを俳句にして自分の外に出すことで、

大変さや心の痛みも昇華できるの。

そんな不思議な力が俳句にはあるんです』


他の本では『俳句は人生の杖』とも

書かれていました。


この本は夏井いつき先生と俳句超初心者の

編集者との対話形式。

なので読んでいる間ずっと夏井先生の

声が頭の中を駆け巡ってました。

どんな口調なのかもなんとなく想像できるにっこり


やみくもに指折って五、七、五とやるだけ

ではなく、俳句にもコツがありました。

その名も『尻から俳句』

下から順に考えて、頭に季語を持ってくる

やり方が基本中の基本なんだとか。


そして俳句は『作る』と同時に

『読み解く』ことも大事。


2冊目の『世界一わかりやすい俳句鑑賞の

授業』には、俳句に込められた思いを知る

手掛かりがわかりやすく書かれていました。


『季語の海を泳ぎ、季語の森を歩いて

いるのが、私たちの生活なのだと知ると

生きていること、そのものがキラキラして

きます』


少しずつでもわかってくると、面白さが

さらに増してきます。

本を読んだぐらいの知識なんてたかが

しれていますが、それでももっと楽しく

『プレバト』を観ることができそうですニコニコ