大好きな金木犀の香り



 先日ニュースを見ていたら、旅行会社の

 方が出ていました。コロナによって

 収入が激減しましたが、遠くが駄目なら

 近くでと、マイクロツーリズムを

 始めたとか。


 大きな公園をガイドと共に回り、文化館、

 古民家、23区内にある唯一の牧場、

 ワイナリー、最後は農園で野菜の収穫。

 移動は自転車です。


 参加されたご家族も、身近でこんなに

 楽しめるとは思わなかったと

 おっしゃっていました。


 地域の活性化にも一役買っている

 そうです。


 まだまだ続くコロナ禍ですが、

 人々の逞しさを見たように思いました。


 私もできることで、少しでも応援したい

 ですね。

 例えばよく行くスーパーの物産展で

 お菓子を買うとか😅


 以前の物産展では、だいたい同じお菓子が

 並んでいましたが、コロナ禍以降、

 明らかに並ぶお菓子の種類が増えました。

 甘い物は控えるようにしているのですが、

 珍しいものや懐かしいものは、ついつい

 買ってしまいます。

 

 みんなでコロナ、乗り越えて

 行きましょうね。



 


 とても詩に造詣が深いブロ友さんに

 教えていただいた本。


 この本は団塊世代が中学校3年間に

 国語の教科書で読んだ詩を集大成した

 アンソロジーです。


 戦後の混乱期に生まれた団塊世代に

 とって、中学校の教科書で読んだ詩こそが

 人生で最初に遭遇した『文学』でした。


 本は『ぜいたく品』

 文学と無縁の家庭環境に育った編者は

 教科書の中の詩に、棍棒でなぐりつけ

 られたような感覚を覚えたそうです。


 しかし教科書に載っている作品と

 世間一般に名詩とされて、アンソロジーに

 載っている作品は、違います。


 それらは『時代の詩』そして、

 『希望のメッセージ』


 戦争をくぐり抜けてきた世代の

 編者たちが「二度と戦争があっては

 ならないという思いから、自分たちの

 心の原点であった昭和初期の平和な

 時代の詩を重点的に選んだのです」


 私が読んだ詩も多く載っています。

 北原白秋「落葉松」 山村暮鳥「雲」

 河井酔茗「ゆづり葉」カアル・ブッセ

 「山のあなた」など。


 今では違う視点で選ばれているので

 しょうが、戦争を経験された方たちの

 思いがここにもあったのかと驚くと

 同時に、新しい日本を作るのだという

 意気込みが感じられました。


 この本をきっかけに読んでみたい詩人も

 増えましたし、中原中也の『月夜の浜辺』

 金子光晴『かつこう』など心に残る

 詩にも出会いました。


 学生だった頃を思い出しながら

 読む詩も、格別です😊