いつもお邪魔しているブログで
 紹介されていた本。


 
 2人の小さいお子さんを抱えながら
 家事と仕事をこなす毎日の中で
 考えたことを書いたエッセイです。

 「家事時間をネガティブに定義して
 感じないようにしたり、短くするように
 したり努めるのではなくて、ポジティブに
 捉えて、楽しいことに使い、仕事をして
 いる人以上に、家事で成長したっていい
 のではないか」
 
 「考えごとで、家事を楽しむ。
 私は、家事をするときに心をゼロにする
 のをやめた。『むしろ、考えてやる』と
 決めた」

 家事に関する本は、ずいぶん読みました。
 身についていないところが、
 悲しいのですが😅

 料理はパズルだとか、ポイントを貯めない
 とかある中で、あっと思ったのが
 「皿洗いでアイデアを出す」

 シャワーや皿洗いなど、水を触っている
 ときにいい考えが浮かんできたという
 経験をもつ人が多いのだとか。

 私もお皿を洗っていて、文章が浮かんだり
 考えがまとまることがあるのですが、
 今まで意識していませんでした。
 これからは、敢えて考えごとをしながら
 お皿を洗いたいと思います😄

 「家事は社会作りだ。目の前のタスクが
 多すぎて、近くしか見えなくなってしまう
 ときもあるが、本来の家事は遠くに
 繋がっているはずだ」

 「家の中で手を動かしながら、私たちは
 『人間らしさ』を極めるのだ」

 私自身、家族が増えるにつれ家事は
 負担となり、ときとして虚しくなることも
 あります。

 もちろん時短も効率も分担も大事ですが、
 家事はゼロにはなりません。

 でも著者が言うように、前向きに、
 視野を広く考えることで、家事の時間も
 私の時間だと思えるようになるのでは
 ないでしょうか。

 これは働きながら子育てをしている人
 だけでなく、介護をしている人や
 他の仕事が大変で家事をあまりしていない
 人などに向けても書かれている本です。

 家事がしんどいなと感じたときに
 少し気持ちが楽に、そして自分以外の
 人たちも試行錯誤しながら毎日を
 送っているのだと思える本です。