毎日多くの本が出版され、新聞や本、
 ネットで情報を目にし、ひたすら
 長くなる読みたい本リスト。

 常に枠いっぱいの図書館の予約本。

 家にある、まだ読んでいない本。

 買った本はもちろん、たとえ借りた
 本であっても、もう少しゆっくりと
 した気持ちで、向き合いたいなと思う
 ときがあります😅

 と言いつつ、こういう本を読んで
 しまうんですよね。
 (またリストが…)
  

 医師、作家である鎌田實さんの本です。

 鎌田さんは、貧乏の中で育ったため、
 夏休みも冬休みも、何処にも行けない
 子どもでした。そのためか、担任の
 先生が、図書館の本を冊数制限なく
 貸し出してくれたそうです。

 鎌田さんは言います。
 「本が僕の人生を広げてくれました。
 本が僕の土台をつくってくれたし、
 人生の別れ道に来たとき、“どう生きたら
 いいのか”を指し示してくれたように
 思います」

 そして鎌田さんにとって、映画は人生の
 栄養剤であり、絵本も好きなのだそう。

 この本では、いろいろなランクを
 作って、数多くの作家や本、映画、絵本
 が紹介されています。
 あと作家たちの言葉も。

 その量、知識が半端ではありません。

 鎌田さんは、ドストエフスキーの
 「一人の子どもの涙は、人類すべての
 悲しみより重い」という言葉を知って
 チェルノブイリの子どもたちの支援を
 決意し、ツルゲーネフが僕の背中を
 押してくれたから、地方の病院の
 医師になったと書かれています。

 本って、やっぱり人生に影響を
 与えますよね。

 私が中学、高校のとき、だいぶ
 背伸びして、名作なんて言われる本も
 読みましたが、文章を
 追っていただけで、あまり記憶には
 残っていません。読んだことで
 満足していました。

 比較的落ち着いている今、骨太な
 本にも挑戦してみようかという
 気になりました。
 
 子どもの頃と違って、少しは心に
 引っ掛かるものがあるのではないかと 
 期待しつつ…