「ごめんね」「本当にごめん」

これまでずっと
何かをお願いする時、
何かしてもらった時、
「ありがとう」じゃなくて
「ごめん」を連呼してた。

私の尊敬する人が
「『ごめん』じゃなくて『ありがとう』って言ってくれた方が俺は嬉しい」って
私に言ったんです。

LINE上での言葉でも
なんかすごく嬉しくて
密かに泣いてた。
でも、そうすぐには癖を治すことは
できなかったんです。
ずっとずっと人の顔色を伺ってきたから
無意識に嫌われたくない思いが強くなって
謝ることしかして来なかった。

辛い別れ際でさえ、
それまでの楽しかった思い出に目を向けず
自分がしてきたことに
「今までごめん」って
言ってしまった。

後悔した。

違う。この人が望んだ言葉はこれじゃなかった。

あの時
「ありがとう」って言えてたら
今こんな思いをしなくて済んだのではないか

だけど言葉は
一度出せば修正機のように
消して上から書くことはできないんです。


これからは
「ありがとう」が当たり前に
言えるようにならなきゃなぁ。