1人になると、思い出す、父のこと。
3月、父は、別れも言わずにこの世から旅立った。
たぶん、父自身も、分からないうちに、行ってしまったんだろうけど。大動脈解離。急死。
今でも、居なくなった気がしない。


元気だったから。本当に元気だったから。

自分の親は、特別だと思ってた。
親が死ぬなんて、とうぶん先で、いつでも、優しい言葉かけてあげられると、思ってた。でも、違った。
人は、やっぱり、死ぬだと、思い知らされた。
後悔ばかり。何もしてあげられなかった。娘なのに。

昔、父が嫌いだった。
自分勝手で、だらしなくて、いつも、私や母を置いて、1人で、遊びに行ってしまうような人だったから。父親みたいな人とは、絶対結婚しないと思った。こんな人を選んだ、母を哀れんだこともある。
だから、父親を見下したし、無視した。長いこと。存在を無視した。

けれど、年を重ねるごとに、鋭い目が優しい目に変わって行く父をみて、孫を可愛がる父見て、
少しずつ、嫌悪感がなくなった。私には、してくれなかったけれど、孫と散歩に行ったり、公園に行ったり、昔の父とは、別人みたいだった。きっと、私に対する償いなのだと思っていた。

今思うと、娘から酷い態度をされても、何も言わず、
私がやる事に、口も挟まず、寛容な人だった。父親を無視するなんて、あんた、何様?って、当時の自分に言ってやりたい。

父は、幸せだったのかな?
 
早く気がつけば良かった、親は、永遠に生きてるわけじゃないってことに。

生きてる時は、嫌いなところしか目に写らなかったけど、今、感謝の気持ちしかない。わがままな娘を、 見放すことなく、いつも変わらずいてくれたことに。

ジイジイ、あなたの優しさは、孫たちに十分伝わってます。

いつも泣かない、長男が、あなたの亡骸に、すがって、私と2人で、声を出して泣き続けたこと。天真爛漫な、長女が、1人隠れて、泣いてたこと。
まだ、5歳の次男が、ジイジイ、星になったの?と言って、夜になると、星を探すこと。

ジイジイ、ありがとう。
忘れない。忘れない。あなたがこの世にいた事を。
忘れない。忘れない。絶対に。

なぜ、なぜと、思いつづけて、まだ、時々、泣くけど、悲しまないで。
私は、大丈夫だから。
あなたの娘で、良かった。 

今日も、思い出して、泣いてしまったけど、笑顔で、生きていくから、見守っていて。
子供達の成長を。

ありがとう。ありがとう。忘れない。
絶対に忘れない。あなたのことを。