かなり時間が経ってしまいましたが、

11月28日（火）の

Dr.ピアニスト鈴木陶子先生のセミナーを受講して

感じたことをまとめてみます。

リバプール国立博物館の資料映像の

18世紀の女性のドレスの着方からスタートした

今回のセミナー。

はっきりした階級の違いが示されていて、

ドレスもメイドさんに時間をかけて

着せてもらっていました。

現代の生活との違いが如実に映し出されていて

私たちが、目指している“時短”が

果たしてこのままでいいのか！

というところにまで考えが及びました。

陶子先生曰く、

「それは音楽のとらえ方も違ってくる」と。

“丁寧な暮らし”という言葉を

最近耳にしますが、

正に私たちが忘れていることだな～と

思います。

料理も然り、

昔はお味噌汁のダシ用の

鰹節を削るのは

父の役割でした(^^♪

鰹節削り器を押さえるのは私。

新聞紙の上に削り器を乗せて、

途中鰹節のおこぼれをもらったり。

そうやって手間ひまかけて

作ってもらったお味噌汁を

好んで食べたかは別として（笑）

今思うと不便なことも厭わずに行うことで

得ていたことがたくさんあったのだと

思います。

音楽に話を戻します(^^♪

陶子先生が見せてくださった

もう一つの映像は、

バロック時代の「縦」の拍感で演奏している

現代のヴァイオリニストたち。

本当に皆「縦に立ち上がり」ながらの

演奏でした。

ヴァイオリンは全身を使って

演奏するので

わかりやすいです。

その方たちの音には、

切れと勢いがありました。

それをピアノでは

どうやって表現する？

ドレスを着て踊るダンス特集！も

メヌエットやジーグなどの違いを

何の説明もいらないほど

わかりやすかったです。

楽器が発展していくことで

作曲家も表現の幅が広がり

後世へと繋がっていったのですから

時代時代に想いを馳せるだけでも

曲のとらえ方が違ってくると

思うのです。

この感覚があるとないとでは、

大違いだな～と痛感しました。

今の時代が決して悪いわけではないのですが、

というよりむしろ私は

恩恵を受けているほうなので

“時短否定主義者”ではありませんが、

このままいくと

人は心の豊かさまでを失ってしまうのではないかと

懸念してしまうのです。

ピアノのレッスンに置き換えて

考えてみると、

経過よりも結果のみを重視したレッスンではなく、

音楽の歴史やバロックダンスやバレエなどの舞踊、

という時代背景もふまえたレッスンが

出来たら最高ですね。

子ども達にたくさんの映像を見せてあげたいと

思いました。

こうなったらバレエで習う立ち方の基礎も！

どうにかして「感性」を育てるレッスンが

できないか！

これが陶子先生のセミナーを受講しての

感想です(^^)/

そこで、

受講後の頭の中を整理して

私の中での理想のレッスンを

描いてみました。

「個人レッスンとグループレッスン」の

組み合わせ！

（映像はイメージです）

形にしてみたいな～♡

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Dr.ピアニスト鈴木陶子先生のセミナー（Day2）で考えたこと♪