今朝、昨日の件で早々に母から謝罪の電話。

『母と電話口で大喧嘩』＊カバー画像はイメージです。朝から実家の母と電話口で大喧嘩。 ”がんかも知れない” という話の流れで、私からの『来年3月の細胞診じゃ遅いから早めてもらったら…

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昨日、母自ら電話をガチャ切りしたあと、よく考えたら今回の件は ”自分から余計な体調の話をしたのがきっかけだったこと” と、私はそんなつもりはなかったのだが、どうやら言葉の端から”私がパニック症を悪化させてしまっているのではないかと感じたこと” を理由に『逆に気を遣わせてしまい申し訳ない』と言われた。

厳密にはパニック症ではなくて離人症が悪化してるんだが、別に母が原因というわけではないものの、昨日はどちらかというとやや現実感喪失のほうが強かったかな。

で、私も昨日考えた。

母から実家の出禁を言い渡されている以上、私はもうこの先、何があっても実家の敷居は跨がないことにしている。

それは、例え両親が死んだとしても。

仮に母が ”がんだ、入院だ” とか言われたところで、母自身も昨日『騒いだところで私がやれることなんかないでしょ！！』と言っていたが、同じように私も親に対してやれることはない。

見舞いはおろか、臨終に駆け付けることも、だ。

母はちょっと意思の弱いところがあって、30年前に脳の血管腫でガンマナイフを受ける前日にも私と大喧嘩をして、当日、一人で病院へ出掛けたのだが、いざ、実際に治療を受ける段階になって私に電話をしてきて『やっぱり病院まで来て欲しい』と泣きついた人なので、何かあって『ご家族を呼んでください』みたいに言われたら、そこで考えが翻ってしまうんじゃないかという心配はあるが、私自身がそこは心を鬼にして母の今の意思を尊重したいと思う。

だから、改めて母に『今後、具合が悪くなっても、何かあっても、私には連絡を寄越さなくていい。妹にもそう言ってくれ』と頼んだ。

すると母は『心配しなくても、何かあったときにお前の妹から連絡がいくことはない。以前に（お前の）妹と話したときに、妹は ”兄ちゃんが実家を出禁になったときから、私はひとりっ子だと思っている”と言っていた。』と聞かされた。

だったらいいんだがな。

妹は小さい頃から喜怒哀楽が乏しくて、感情をあまり表に出さないタイプなのだが、そのせいか冷静と言えば聞こえは良いけど、情に薄いところや、その場の損得勘定で動く傾向がある。

10年ほど前に父が心臓の手術をしたときも、母が妹に治療費の援助を願い出て、すでに一度、別の治療費を捻出していた妹は『兄ちゃんにも頼んでほしい』と言い、母から連絡をもらった過去があるので、私は親への資金援助を拒むつもりはないのだが、妹からアテにされると話は別だ。

「縁を断つ」というのはそういうことなので、妹がそれを言い出すのは虫が良すぎるということは知って欲しいんだよね。

普段は距離置いてるけど、何か困ったときだけ頼ってこられるのは困る。

まぁ、でもそれを昨日の今日で母にダイレクトに伝えるのはさすがにちょっと角が立つので控えたが。

母も『私が元気な間だけ、私と百鬼が繋がっていればそれでいいから』と言った。

『いずれにせよ、細胞診をして何事もなければ連絡して欲しい。ただ、もし悪性リンパ腫だったときは何も言ってこなくていい。連絡なければそういうことだと思うから』と伝えると、母は『自分の体は自分がよく分かるというけど、私は自覚症状もまったくないし、むしろ体も軽いし頭もスッキリしていて、他の同年代の人たちよりも健康だと感じてるくらいだ。これで病気だと言われても俄かには信じられないし、主治医も”大したことないと思う” って言ってくれてるから、私のことは心配しないで』と答えた。

うん、まぁ、別に母のことを心配をしてるわけじゃないんだよなぁ。

母とはビミョーに会話がズレるというか、やっぱりあまりこちらの言いたいことは伝わってない気がする。

”パニック症を悪化させたら申し訳ない” という、そこの配慮は有難いんだが、そこに関しても、母に何かあろうがなかろうが、この世の自然の摂理（老い・死）に関して受容できてない自分がいるから動揺して離人するのであって、それは人類が自分の気がすむまで生きられるようにならない限り、どうにもならんのよ。

冷たいようだけど、以前の記事にも書いたように、80歳まで生きてくれたら私的にはもう御の字なんで、母の病気や寿命を心配してるというよりは、どちらかというと自分のメンタルを心配してるだけ。

『二度目の奇跡は願わない』昨日、母から電話。『あまり良い話ではないんだけど…』という切り出し方からして、なんかあったことは容易に分かる。とても言い出しにくそうにしていて『やっぱり今…

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だから、母に何かあっても自分の耳に入らなきゃいいと思ってるし、実家も出禁で妹や父とは20年位絶縁していて、母ともこのままフェードアウトしちゃえば自分のメンタルも脅かされずに済むことを考えれば、老い先短い母とだけ繋がってる必要ってあるんかな？ともふと思った。

母との縁が復活したのは、6年前に娘を引き取ったときに『今までずっと会えなかったんだから、せっかくだし一度くらい孫に会わせてやろうかな』という私の孝行心が芽生えたせいであって、それまでは母とも10年ぐらい疎遠だったのだ。

母になにかあれば、感受性の強い私の娘も相応のショックを受けることは容易に想像がつく。

それを考えても、適度な距離は必要だし、あまりこちらから積極的にコンタクト取らない方がいいんだろう。

うちに子どもたちがいるから母も孫可愛さに連絡してきたがるが、私がまた子どもたちと離れて暮らしたら、母からの連絡も確実に減るのかも知れない。

子どもたちも成人したし、私もできれば再婚したいし、やっぱり早いとこ娘を自立させて、私も新しい生活を始めたいなぁ。

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母からの謝罪