とある事情に加え、当時離婚するしないで元配偶者と関係が破綻していて、(私は親権を希望したが)恐らく親権を手放さなければならないだろうことも重なり、”親(私たち)の都合で片親になる孫たちが不憫だ” と嘆く母と、35歳の時に大喧嘩をして、そのときに売り言葉に買い言葉で、母から実家の敷居を跨ぐことを禁じられた。
母とはその後、和解をし、私も子どもたちと同居をするようになって、子どもたちだけで実家へ遊びに行くことはあったのだが、私だけは相変わらず、その”とある事情” の影響で実家への出入りが許されなかった。
その背景を踏まえて、昨日、母から電話。
最初は他愛ない雑談から始まり、今年は母が都内に遊びに来られなかったので『また来年は遊びに行きたい』という話になり、私が『そういえば再来年は大阪で万博があるらしいから、また子どもたちも大阪に遊びに行きたいって言ってたよ』と伝えると『うんうん、遊びにおいで。お前も一緒に来たらいいよ』とサラッと母が言った。
は?
今までそんなこと、一度も言わなかったのに、なんでこのタイミングなんだ
『え?でも…、まだ親父、生きてるじゃん。それに…姪たちも(実家へよく遊びに来るので)会ったらどうすんの??』と話すと『まぁ、お父さん(父のこと)は、(もう20年以上会ってないので)あんたを見ても誰かわかんないかも知れないし、姪たちも(私が滞在するであろう)1週間くらいは(実家に)来ないことも珍しくないし』と答えた。
父は認知症や障がい者ではないのだが、性格的にも無頓着で大雑把なうえ、もともと学が低くて知能も高くないので記憶力も頼りなく、わが子と言えども20年間一度も顔を見ていない人間がどんな風貌だったか、なんて恐らく覚えてないのではないか、というのが母の考えらしい。
だから(あえてわが子と名乗らずとも)どこのだれか分からない(母の)客が数日滞在しているということにすれば、乗り切れるだろう、と。
そもそも実家への出禁を言い渡したのは母であり、父は訳も分からず20年間、私と断絶(?)させられてる側なので、ちょっと話が通じない部分はあるのだが、母は ”私と父を会わせたくない” というのが、もともとの「出禁の理由」なので、母としては十分に筋は通っているつもりなのだ。
家族にはそれぞれ他人には理解できない複雑な事情があり、そういうおかしな親子関係もあるのだ、ということはご理解いただきたい。
なので、私は一生、実家の敷居は跨げない、もしくは父が母より先に亡くなったときのみ、実家の敷居を跨ぐことが許されるものだとばかり思っていた。
それがここにきて、こんなにも有耶無耶な感じで許可されるとは思ってもいなかったのと、その場のノリの軽さにちょっと面食らってしまい、俄かに信じられなかった。
さすがに母もまだボケてはいないから、実家に行った途端『何しに来たんだ』とはならないと思うが、可能性はゼロじゃない気がしないでもないし。
ただ、実家への出禁が解禁されたところで、私が大阪に行けないハードルはまだまだ高く、大きな問題が2つ残っている。
ひとつはパニック症(広場恐怖なので新幹線・飛行機に乗れない)、もうひとつはお嬢様がたのこと。
以前、たった1日ペットホテルに預けただけでかなりのストレスを与えてしまったので、私と子どもたちが全員で家を何日間もあけるのは厳しい。
一泊させて迎えに行った帰りに、後部座席で茜お嬢様に粗相をされ、シートにまで滲みてしまい臭いが取れず、後部座席全とっかえしたのだが、年末に10万円近い予想外の出費はけっこう痛かったので、それ以来、お嬢様がたは娘の車しか乗せないと決めているのだ。
茜お嬢様にはもちろん罪はない、
少しでも快適に過ごせるよう、キャットタワーもついてる2畳くらいある広めの部屋を借り、凜お嬢様と一緒に預かってもらったのだが、慣れないペットホテルが相当怖かったらしく、一晩、飲まず食わずで、トイレもずっとせずに我慢してたらしい。
そう考えると、とれる手段としては、そこまで大阪に興味がない息子は置いて私と娘だけで行くか、私と娘が先に行って私だけが2泊程度で帰り、入れ違いに息子が行って、帰りは子どもたちだけで帰ってくるか、そんなことくらしか思い浮かばないが、後者ほどの手間をかけてまで親子三人が実家へ行くというのも、なんだか仰々しい。
パニック症に関しては、暴露療法をする良い機会ではあるけど、やっぱりいきなり新幹線2時間半はハードル高すぎるんだよなぁ。
せめて、こだまなら何とかなりそうだが、それに娘を付き合わせるのは可哀想すぎるし、ここはいっそ別々に行くのが良いのか。
などと、いろいろ考えたりする。
別に今までも実家に寄らずにホテルかどっかに滞在して、大阪へ行くだけなら幾らでも行けたのだが、パニック症もあるので、目的もなく行くのはなかなか重い腰があがらなかったのも事実だ。
ただ、20年も故郷の地を踏んでないので、私としても許されるなら、久々に行ってみたい気はある。
そんなこんなで、もしかしたら、来年以降、大阪旅行記もブログでお披露目できる機会があるかもね。
んで、婚活の話。
もういい加減、そろそろ年齢的には本腰入れないと、年食えば食うほど不利になるし、せっかく知り合っても一緒にいられる時間も寿命で短くなるし、下手したら老々介護みたいになるかも知れないので、思い切ってクリスマスイブに婚活パーティへ行くことにした。
お一人様は確かに気楽で、好きなことも自由にできるし、金も自分のためだけに使えるし、イチャイチャできないこととか、楽しいことや嫌なことも二人で分かち合えないことを除けば、そこまで不自由はないのだが、やっぱ幾つになっても恋はしていたいやねぇ…。
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