明日は歯医者。
 

数年前から、歯の根幹治療やアマルガム除去のために歯医者に通っている。

 
何度も書いてるが、私はパニック症なので、身動きの出来ない場所や、閉じ込められた空間が苦手なのだが、美容院や歯医者は比較的大丈夫で、普通に施術されるぶんには特に問題ない。
 
がしかし、歯医者の麻酔は例外だ。
 
でも、じゃぁ、パニック症になってから一度も歯医者の麻酔をしたことがないのか、と言われたらそんなことはない。
 
35歳位には、親知らずが歯茎を突き破って生えてきたのに伴い、痛みが出たので、仕方なく歯医者で麻酔をして左奥の上下は抜歯している。
 
そのときは、思ったように歯が抜けなくて当初30分くらいで終わると聞いていたのが、予想を遥かに超えて2時間ほどかかってしまい、麻酔の不安より抜歯が大変だったほうの記憶が勝っている。
 
他には、40歳位の頃に、ふと歯の痛みに気がついて、歯医者に行ったら『虫歯なので、麻酔して神経とりましょう』と言われて、仕方なく麻酔を打つことにしたのだが、このときは、1回目に麻酔した直後、パニック発作が起きてしまって、結局、治療どころじゃなくなったため、そのまま帰った。
 
そして、すぐ日を改めて2回目をチャレンジしたが、さすがに2回目は初回の慣れが出て、無事、麻酔も治療も終えることができた。
 
それ以降は、虫歯もなく過ごしていたが、小学校4年のときに治療した銀歯の被せ物が合わなくなってきたり、(ほんとは被せ物ってそんなに長くもつものじゃないらしい)、前回せっかく麻酔に耐えて神経を抜いたのに 根管充填 が上手く詰められておらず、レントゲンでみると隙間ができていたので、詰め直してもらう必要がでてきた。
 
とにかく歯医者は腕が命だと思っているので、ネットで調べまくって、最初はGoogleのレビューが高いところに行ってみたのだが、どうやらサクラを使っていたのか、思ったほど良くなかった。
 
そこの歯医者(A歯科医院)は、こちらが希望する治療(根幹治療)の前に、やたらと歯垢除去や歯の健康状態のチェックを薦めてきて、なかなか治療を始めてくれない上に、「被せ物を新しくするならセラミックがいいですよ。セラミックは自費診療で、3本あるので100万円になります」とサラッと言われた挙句「根幹治療する前に右下の奥に埋まってる親知らずを抜きましょう。親知らずは歯並びにも影響するので、あっても良いことありませんよ。大丈夫、私は口腔外科出身なので」と目をキラキラさせて言われた。
 
このときに「あー、この歯科医は外科的手術がしたくてしょうがねぇんだなぁ」と思い、ただでさえ、麻酔がイヤなのに、さらに「 浸潤麻酔じゃダメ。 伝達麻酔を使わないとうちでは抜歯やれないよ。せっかくなので右上の親知らずはまともに生えててすぐ抜けるから、どうせなら上下いっぺんに抜いちゃいましょう!そのためにも伝達麻酔 のほうが効率も良いよ」と言われ、もう不安しかなかった。
 
悩みに悩んだが、ずるずると予約当日になってしまい、その日は朝から現実感が喪失していて、生気のない状態で行き、歯科の椅子に座って、歯科衛生士が歯の汚れを取り、いよいよ麻酔となった段階で、怖気づいて『やっぱり、やめます』と断り、何もせずに帰ってきた。
 
帰宅後も「痛くもなく困ってもない親知らずをほんとに抜かないといけないのか」ということに悶々として、セカンドオピニオンの意見を求めたくなり、横浜にある ”親知らずの抜歯専門歯科” へ予約して、カウンセリングを受けた。
 
すると『下の親知らずは横向きに生えてますけど、最新の歯科業界の見解では、親知らずは抜かなくても歯ならびに影響しないと言われてますので、困ってないなら抜かなくていいですよ』と言われ『今、何歳ですか? あー、50歳なら、あと30~40年はこの状態でも支障ないと思います』と太鼓判を押してくれたので、自信をもって抜かないと決めた。
 
A歯科医院には、もう不信感しかないし、根幹治療も一向に始まらないので、別の歯科に行くことにした。
 
次に見つけたのは、マイクロスコープを使って根幹治療をしてくれる歯科医院(B歯科医院)で、マイクロスコープを使うと自費診療で10万円かかると言われた。
 
もちろん、値段より技術力が優先なのは言うまでもないので、自費診療でも腕がいいなら、と思い、2~3回通ったのだが、そこもやっぱり最初に薦めてくるのは歯の予防プログラムで、まずは個室でカウンセリング、そして予防がいかに大事かという動画を観せられ「直前に別の歯科(A歯科医院)でやった」と言っても省いてくれない。
 
しかも、ホームページに載ってた医院長はマイクロスコープしかやらないようで、事前に歯の状態や気になることを相談するのは新米っぽい歯科医師が担当だ。
 
なんだか、ここも金になる治療しか力入れてやんないのかーとガッカリしたが、それでも人気はあるようで、私もいったんはマイクロスコープの予約を入れたのだが、3ヶ月待ちという間にいろいろ調べていたら、マイクロスコープを保険診療でやってくれる歯科医院(C歯科医院)があると知り、キャンセルしてそちらへ乗り換えることにした。
 
結果的に、そこの歯医者(C歯科医院)はなかなか良かった。
 
すぐに根幹治療を始めてくれたし、マイクロスコープも白い歯の被せ物も保険適用。
 
どうやら、保険適用の白い歯は「 ハイブリッドセラミック 」と呼ばれていて、保険適用になる条件に私が当てはまっているらしい。
 
たぶん、金属アレルギーだからかな(ピアスでかぶれる)。
 
根幹治療は唾液が入らないようにラバーダムを被せるところもあるようなのだが、歯医者によってはラバーダムなんて意味ないという歯医者もいるようで、見解が分かれるようだ。
私がやってもらったところもラバーダムまでは被せなかったが、もともと根尖病巣があって根幹治療をしてもらったわけじゃなく、痛くも痒くもないが、根管充填が不十分だったり、被せ物自体が合ってなくて歯と歯茎の間にすき間ができたりしたので、被せ物を替えてもらうついでに根幹治療もやってもらってるだけなので、ラバーダムがそこまで必要かどうかもよく分からない。
 
それに、根幹治療はすべて神経のない歯なので、麻酔も一切せずに施術してもらえていたのだが。
 
すっかり安心していたら『百鬼さん、根幹治療している隣の歯で、表面ではなく、中が虫歯になってるものがあります。ここは麻酔しないと削れないですね。どうします?』と言われた。
 
えぇーーーー!!ガーン
 
マジか… orz
 
できることなら麻酔は回避したかったのだが…。
 
ここまできたらしょうがない。
 
というか、歯はできることならすべて治療したい(右上の親知らずにも虫歯があるのを知っている)。
 
前回の治療時に、麻酔を告知をされて、いよいよ明日、麻酔してその虫歯を治療することになっている。
 
何度か美容皮膚科で麻酔打ってるから、そこまで不安は大きくないと思うのだが、歯はダイレクトに麻酔が効いてるのを意識しちゃうので、そこが耐えられるか問題。
 
今晩は、かなり憂鬱だ。
 
明日の昼に麻酔打つので、夕方には麻酔も切れて終わってると思うが。
 
これも暴露療法と思って、腹くくって挑むしかねぇよなぁ…。

 

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