2017冬ハロコン~カレイドスコープ~雑感

例年同様、2種の演目(セットリスト)で行われる冬ハロコンのまず各グループのメンバーをシャッフルして過去のハロ曲を歌うのがメインになる演目のほうを見ての雑感になります。
内容としてはシャッフル曲と各グループの曲は前半に新曲を各一曲と後半に3,4曲をメドレーにしてという構成になってます。

あくまで普段アンジュルムしか見てない私から見た雑感でありますので、偏りあるでしょうが…
てか自分がやっぱりアンジュメンに目がいってしまうのでそう見えてるだけかもしれませんのでその辺は実際は違うよってのもあるかもしれません。悪しからず。

今年2017年の大きな変化としては、まず6月に解散する℃-uteが自身の活動を優先するためにハロコンツアーに不参加。
そしてそれに伴いカウントダウンライブにてハロプロリーダーが℃-uteの舞美ちゃんから我がアンジュルムの あやちょ こと和田彩花に襲名。
つばきファクトリーが今年2月にメジャーデビューということで一人前の出演グループになる。

ということで出演グループはモーニング娘。17、アンジュルム、Juice=Juice、カントリー・ガールズ、こぶしファクトリー、つばきファクトリー、ハロプロ研修生 になりました。

そんな中、とにかくアンジュルムの扱いが良くなりすぎ!ちょっと焦ります。

まず1月4日、例年自分は正月三が日がお仕事が繁忙期なんでだいたいこの辺でハロプロ始めをすることが多いわけですが、
年一度で記憶もあいまいかもしれませんが、例年に比べてグッズ列が長い。
だいたいにおいてハロコンなんてグッズだってたいしたもんないし、4日くらいになるとグッズ売り場は落ち着いるような印象なんですが。
私も並んでDVDマガジンを買ったので人の事は言えません。

この回、私は表記1列の席。中野サンプラザはオーケストラピット0列があるので実質4列目ってとこですね。
まあとにかくいい場所で見れました。
ただまぁ至近距離ってことではライブハウスで見慣れてるので、昔みたいに「うわぁ~近いわぁ~」みたいな感覚はなくなってますけどね。

そんな前置きで公演ですが

まずダンス部。ハロの中のダンス得意なメンバー選抜で、ダンスだけのパフォーマンスをして始まりましたが
ダンス番長の鞘師も稲場ちゃんもいなくなってしまって、そのなかで前方の真ん中には座長のあやちょがいて、後方(段上)の真ん中にはりかこがいて
たけ、むろだって石田や生田とかと遜色ないようなポジションだしどういうこったと。
そんなか、単独ツアーで光りまくっていた りかこが良かったと思いますよ。
アンジュルムメンバーが中心に立っているのはいいですけど、いわゆるダンスメンが少なくなってるのは寂しいですね。
ダンススキルを見せるってコンセプトからはずれてきますかね?それより見栄え重視になってるような。
もちろん今いるメンバーも上手いんですけど。

そしてさっそくシャッフル曲なんですが、これは私の問題ですが…ほんとすいません、つばきファクトリーのメンバーよく知らんのですよ。なのでシャッフルされると「あんた誰?」状態になることが。あとまだ新しいメンバーの得意なとこやキャラを把握しきってないから、曲との関係性みたいのが掴みきれてないっていうのがね。
曲はちょっと珍しめ…っていうか、つんくが演出してた時代と違うセレクトってところなのかもしれませんが
アンジュメン以外としては 小春の「バラライカ」歌うメンバーに娘。の牧野まりあんさんが入ってまして、これはもう牧野さんの使い方としてストレートに見てみたい組み合わせってとこなんですが、意外とそうでもなかったなっていう(笑)
牧野さんもエース候補でルックスは最高だしキャラもおもしろとこを出してるんですけど、パフォーマーとして収まるとこが見えにくのか、いろんなイメージが錯綜してるような。またそれがまだ可能性なのかもしれませんが。
ゆくゆく、アンジュルムのりかこと二枚、ハロを背負っていく人材でしょうからいろんなことをさせつつ的を絞って行って欲しいなとは思いますが、自分があんまり娘。追ってるわけでないので適当なこと言ってるかもしれませんけど。

シャッフルでは、まぁ むろとあやちょですわな。
むろは かなとも、石田、山木と太シスの「真昼の蜃気楼」だったわけですが、たぶん かなともの歌も石田のダンスも素晴らしかったと思うんですよ。しかしもう むろに釘付けで他なんも覚えてない(笑)
むろはその前のトーク企画コーナーでも大暴れして完全に持って行ってしまって、さらにそのまんまの勢い露出過多な衣装で(シャッフルコーナーの衣装はメンバー自身がチョイスして購入してきたものとのこと)もうやりたい放題っていう。
正直、去年後半のアンジュルムの中でよりもこのハロコンのなかでのほうが光ってるんですよね。
去年ツアー終盤はだいぶグループのなかでの動きを見つけてきたような感じなってましたけど、良くも悪くもグループの中間というかそういう部分の役割が強くなってたとこがあるんで、この むろらしさがアンジュルムのなかで爆発していくと…っていうか、そういうのはグループ側ですかね。
あやちょはそういう むろを楽しんでいますから春ツアーはグループも違うモードになっていくかもしれませんね。

そして ハロプロリーダーになった あやちょはシャッフルでも女帝ぶり全開っていうか、こちらはアンジュルムでの存在感をハロ全体のなかでもそのまんまに君臨って感じですかね。
加賀、横山の娘。新メン、かっさー、高木、森戸、浜浦、山岸、朝倉とあやちょっていう結構話題性のあるメンバーが揃えて「悲しみトワイライト」だったんですが
真っ赤なトップスに黒のパンタロンみたいなパンツでスタイルの良さを際立たせまくって、はんぱない存在感を出しまくりながら
そして歌パートは少ないけど、それで最後全部持って行ってしまうという
プロレスの後楽園ホールの6人タッグで存在感を見せながら、最後2回くらいの出番で必殺技決めて全部持ってちゃうスター選手みたいな、そんな勢いでしたね。
あやちょの見せ方がこりゃすげえな!って感じでした。

とにかくシャッフルとかダンス部とか個人戦になったときの、見せ方とかそういうのは上手いメンバーと、グループと勝手が違ってそうでもないメンバーがいるもんですよね。
曲との相性もありますけど。
そういう意味で現時点入れ替えの時期というのもあってハロプロ全体で経験の浅いメンバーが多いのでそこが印象に残りにくいってのはあるかもしれませんね。いやただ自分がアンジュルムメンバー以外に気が行ってないだけかもしれませんが…

この公演では自分はシャッフルよりもグループごとのメドレーとかのほうがおもしろかったです。

特にジュースの力がずば抜けてましたね。
アンジュもまろめいの実力者が抜けて、娘。も鞘師、ずっきが抜けてそこに新人が入って両グループとも半分のメンバーがキャリア約2年以内って状況で成熟という方向を放棄しているという相対的なとこもあるんですが、それ以上にジュースの歌での持っていく力っていうのは、歴代のハロのなかでも、ハロコンのこんなショートのメドレーとかでこんな力出すグループ見たことねえよってくらいの感じあります。
とはいえ自分がこのスタイルをハロプロのおもしろさとして楽しめるかというとそれは別なんですけどね。あまりにも「音楽」だけなんでね。
自分にとってハロはもうちょい総合的なエンターテイメントなんで、その辺はねヲタ各自のハロプロ像というか趣向の話なんですけども。
現状つんくがいると形態かかわらずその辺の共通項があるんですが、プロデュース、演出から離れてますし、それでも10人近い人数のグループはそれだけでとりあえずハロプロフォーマットで収まる感じはあるんですけど
ジュースみたいな5人グループだとそこの見せ方がわかりにくいとこあって、例えばこのまんまスキルのあるライブに強いベテラン的なポジションでハロ本流から離れてしまうことになると、たぶんジュースのヲタはそれでいいんでしょうけど、ちょっとさびしいかなっていう懸念はあるんです。あくまで自分は。
今のジュースならマイク持って「℃-uteさん!℃-uteさん!最後に私らと真剣勝負やってください!今しかないんです!」ってアピールして2マンライブ挑んでもいいんじゃないかと、俺がデイナ ホワイトなら次の大会ですぐ組みますけどね(笑)
これは冗談だけど、なんかそういう伝承でも良いんだけど、なんかこう…決定的にハロヲタの記憶に残るようなね…
大きなお世話なんでしょね。

流れで、他のグループもざっと言っていきますけども
つばきはグループスタート時期特有のこの感じといいましょうか?
こぶしのハロヲタ専みたいな感じより、アイドル的なのかもしれませんね。自分はよくわかりません。
こぶしのなんか物足りさはなんなんだろ?なんとなく形だけの感じをうけるのかな。
こぶしは合同とかでもいいからホール経験を積んで欲しいんですよね。こぶしはジュースとか6人スマとかとは違いますから、もうちょい演出の中での見せ方という部分での経験値を積んでいくべきグループなんじゃないかなと思うのですが。

カントリーはちょっと保留でもう一つのセトリのほうを見てから

そして アンジュルムとモーニング娘。なんですけども、どちらもこの一年ちょっとの間で主力メンバーの卒業と新メンバーの加入があったり動きのあった昨年を経てなんですけども
アンジュルムはずっと見てきてるのでその視点になるし、娘。はあくまでこの公演を見ての印象になるのですが

モーニング娘。は近年、「フォーメイションダンス」とかそういう見せる要素を売りとしてきて、実際に他のグループと比べて何が長けているかといえば、グループ全体でのまるで一つの波かのように動きながら見せる動きというのは他では真似ができないものがあると思うのですが、今回のこのセトリではそういう要素の見せ方はほとんどなくメドレーも「泡沫~」を軸として盛り上がり曲で構成してたり、
前半の一曲のコーナーではモーニング娘。の幻のデビュー曲ともいえる「愛の種」特にダンスとかなくを歌ってました。

またアンジュルムは逆に、スマイレージ時代から盛り上げ曲でいくスタイルが代名詞のような感じでしたが、これまでさんざん書いてますが今は見せるという方向にシフトしていて
見せ方の根本は両グループぜんぜん違うんですが、そういう意味で入れ替わってるような感じをうけました。

そのなかでモーニング娘。は前記したようなストロングポイントを消した時に、じゃあ他のハロのグループより突出したものがあるのか?っていうのはあんまり見えませんでした。
あくまでこんかいの短いセトリの中での話ではありますが。

アンジュルムに関しては自分はどうしても、春に行われるこの体制でのホールツアーの前哨戦というか、そういうイメージで見てしまいます。
そう考えるとホールの階段セットをスムーズに使いこなしてるかといえば、まだまだ感もありですが
こっちの演目のほうではメドレーも「次々続々」「臥薪嘗胆」「新しい私になれ」「出す杭」とコールも入りやすくてイケイケの曲で繋げてきて、これぞアンジュルム!感は出せたんじゃないでしょうか。

そして最後の全体曲でアンジュルムの「友よ」をソロパートを 新ハロプロリーダーあやちょと 6月で引退するももちで繋げるという待遇ぶり。

この日の「カレイドスコープ」では オープニングのダンスでもアンジュルムメンバーが良い位置にいるし、トークでは むろたん大暴れだし、メドレーでも良い選曲だし、最後の最後「友よ」だし、あやちょはリーダーだし
他のグループのヲタから反感買いそうなくらいの目立ちぷりでした。

各グループのことを諸々書きましたけど、これはあくまで「カレイドスコープ」を見ての印象でありまして、これがもう一つの演目「クリスタルクリア」を見ると大きく変わるのであります。