Ripe。1 | 潤いと和み。

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世界中に巻き起こしてる5人が大好き♥
末っ子溺愛中です♥

末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡






妄想blです。







お嫌いな方はスルーで。








「ペット。」のふたりです♡








甘い香りを立てる果実にナイフの歯を立てて
ぐるりと一周させて行く。


両手で握り、ゆっくりと左右それぞれ逆方向に回してやれば
種と身が外れて更に甘い匂いが広がった。


よく熟れた白桃。


かずが仕事の帰りに買って帰って、
頃合を見ながら冷蔵庫で冷やしてた。

今日辺り食べ頃かなって食後のデザートで出してやるべくカットしていく。




「かず、あーん。」

一口大にした果肉にフォークを立てれば
柔らかな手応えと共に溢れる果汁。

その雫が滴らないように
そっと
フォークの先を差し出せば
ソファに持たれていた体を起こし
タイミングよく突き出してきた口に頬ばった。

その瞬間、キラリと瞳が光る。

口の中に広がる甘さと香り。
溢れる果汁。

かずのその表情を見てるだけで想像できて、
何だか嬉しくなる。


「おいし。冷えてて。」


うん、そうだよね。
かずの顔見てれば、わかるよ。


モグモグと咀嚼しつつ短い感想を零し、
またあーんと口を開けて
次の一口を強請る。


かずが美味しそうに食べる姿は、
マジで可愛い。

あんまり食べる事に興味がないみたいだけど、それでも食べた時の反応で
かずの好みはよくわかるから。
その反応は、美味しいっていうのが
すごく伝わる。


もう一口、もう一口と次々に頬張っていき、
結局ひと皿を全部食べきってしまった。


「美味しかった?」

「うん、美味かった。
って、オレが全部1人で食べちゃったね。」


ビックリしたみたいな顔で見上げてくるけど、その顔も仕草も全部が可愛い。


「いいよ、まだあと1個残ってるし。」

「ごめん、あんまり美味くて止まんなかったぁ。」


いいよ、桃くらい。
冷蔵庫にはまだ1個残ってるし。
それに・・・


「じゃあ、俺も食べてもいい?」

「もちろん!一緒に食べようと思って買ってきたんだよ。」


そうゆう事なら遠慮なく。




いただきます。


心の中で、両手を合わせた。