初めての・・・。5~花火。続編~ | 潤いと和み。

潤いと和み。

世界中に巻き起こしてる5人が大好き♥
末っ子溺愛中です♥

末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡



妄想blです。








お嫌いな方はスルーで。










誰もいないから、とりあえずリビングに通して
冷蔵庫から取り出したジュースをグラスに注ぐ。


「ん。どうぞ。」

「ありがと。」


お互いぶっきらぼうな声。

ソファに座るかずの隣に座るのも何か違う気がして、俺はラグの上に座る。

グラスに口を付けて、一口ゴクンと飲んで。

何から話したらいいのか、頭を整理する。


「潤くん、何で返事くんないの?」


先に口を開いたのはかず。


「返事はした。行かないって。」

「だから!その後!!
既読にもなんないし・・・
・・・ちゃんとさ、怒ったなら怒ったって言ってよ・・・。」


どんどん小さくなるかずの声。
あのメッセージをどんな気持ちで送ったのか想像した時、思い描いたかずの表情は目の前のかずの顔と同じだった。


「だって、かずが・・・。」

「オレが、なに?」

「ちょっと無神経じゃね?デリカシーっていうの?無くない?!」

「デリカシー?何で?!何が?!」

「何でって・・・何がって・・・っ!!」


ここまで言ってるのに、そこまで言わないと伝わらないのかって思って
イライラする。
イライラして、ガン!って頭に血が上る。


「俺、かずがチョコ貰ってたの知らねぇもん!!
お返し準備するような特別な相手って事だろ?!
そんな買い物に、俺が、喜んで付き合うと思ってんの?!」


言いながら、何かすんげぇガキだなぁって思ってしまう。

だけど!


嫌なもんは、嫌なんだ!!




俺の知らない特別な相手がいる事も
その相手に迷いながらお返しを選ぶかずも。

こんな事くらいでモヤモヤしちゃう自分自身も。

嫌なものは、嫌だ!!


「潤くん、目の前で見てたじゃん。
チョコ貰った時、一緒にいたよ?」

「え?」


かずの答えにビックリして、思わず間の抜けた声が出る。
それを聞いたかずも、ちょっとビックリしたみたいな、変な顔してる。


「特別な相手に決まってる。
だって、潤くんのお姉ちゃんへのお返しだもん。」

「・・・え?」

「だから、最後まで話聞けって言ったじゃん。」


はぁ・・・ってため息をついて、腕組みしながら唇を尖らせたかずの言葉は、アツくなった俺を覚ますには
充分過ぎるものだった。