妄想blです。
お嫌いな方はスルーで。
言わなきいけない言葉が分かってるのに、まるで喉が張り付いたみたいにそれが出てこない。
止まってしまっだような時間。
それを打ち破ったのは、
頭に受けた衝撃だった。
バコン!!
振りかぶる音すらもしたんじゃないかってくらいの拳が、俺の頭を直撃した。
「いっ・・・てぇ!!!」
抱えた頭を上げて、その拳の主を睨み付けたその瞬間
胸ぐらを掴まれた。
目の前に迫る、怒りの色を纏った目で睨みつける翔くん。
その目があまりにも本気で、ちょっとビビった。
「おいこら、潤。お前いい加減にしろよ。」
その声は初めて聞く声で、いつもより遥かに低いトーン。
怒鳴る風でもなく、ゆっくりと一言ひとことを吐き出すような言葉。
それらが、翔くんの本気の怒りを俺に伝える。
だけど、俺の気持ちだって本心で。
この2人が構わなければ、もっと学校も楽しかったのかもしれないって気持ちは、やっぱり拭えなくて。
「・・・俺、間違った事言ってねぇもん!」
そう反論した。
「お前、雅紀がどんな思いだったか、ほんのちょっとでも考えた事あんのか?!」
締め上げながら怒鳴られて、苦しくてその手を掴んだ。
「翔ちゃん!やめなって!潤くん骨折してんだよ!!」
止めに入った雅紀が、また更に上から手を重ねて強く握る。
翔くんと雅紀、二人分の力が掛かった折れた指先は痛みが増して痺れまで出始める。
「・・・っ離せよ!痛てぇよ!!」
我慢出来なくて叫ぶと、やっと2人の手が離れた。
それでもまだ翔くんは怒りの熱を込めた目で俺を睨みつける。
「・・・なんだよ。 」
「何でお前は雅紀の優しさがわかんねーんだよ。」
「・・・は?」
「翔ちゃん、言わなくていいよ。」
止める雅紀の言葉を聞かずに翔くんが教えてくれた。
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昨日のアメ限記事に
たくさんの声を届けてくださって
ありがとうございました。
改めて気付かされた事もありました。
書いた思いは嘘じゃないけど
もっと上手なやり方があったんだと
教えて頂きました。
心から感謝です。
声を、思いを聞かせてくれて
ありがとう。
変わらず愛を叫びます。
♡