妄想blです。
お嫌いな方はスルーで。
どうして
どうしてそんな淡々と言うの。
こんな大事な事なのに。
一人で勝手に決めて。
怒りにも似た感情が湧き上がる。
なのに。
床に押し倒したその人を見下ろすと
怯えるでもなく優しく微笑んでいて。
その顔を見れば、ぐちゃぐちゃの感情で涙が出そうだった。
「俺が勝手に待ってるから。」
「・・・ダメだよ。待たないで。」
「どうして!?」
待つ事すらも許してもらえない。
かずさんが何を考えているのか、わからなかった。
「・・・俺の事、好き?」
「・・・うん。」
好きだから、全部置いていく。
その言葉に、頭の中のなにかが
弾けた。
気が付けば、かずさんのシャツを引きちぎって
その胸に、肌に、噛み付くように。
無理やり抱いた。