連絡が取れなくなった両親と
話し合いをする為に彼の実家へ
出向いたが、彼の両親は
会ってくれることはなかった。

彼の実家からなっぺの家に戻り
改めて話し合った。

この時点で結婚式まで3ヶ月。
もう決断しなければいけない時期。

落ち込んだ声ではあったが
彼が話し始めた。

イエローハート
今回の俺の借金のせいで本当に
申し訳ありません。
なっぺさんにもご両親にも
なんの関係もないことで
辛い思いをさせたことは
お詫びのしようもありません。
俺の親が自ら交わした約束を
なんの説明もなく破ったことも
なんの弁解もできません。
自分の親ながら何を考えているのか
分かりません。
ただ、元はと言えば俺が全て
悪いんです。
自分の甘い考えを反省しています。
こうなってしまった以上、
この現状で何ができるのか考えていますが
簡単に答えが見つかりません。
ただ、一つ言えるのは俺は
なっぺさんと結婚したい。
必ず幸せにしますと言っても今の
俺には信憑性がないのも分かってます。
だからどんな努力でもします。
お願いします、どうか結婚を反対すること
だけはしないでいただけませんか。

こんなことを言っていた。

それを聞いた父が彼に
厳しいことを言った。

なっぺ父グリーンハート
こんなことがあって落ちて居る時に
厳しいことを言うようだがごめんな?
私たちは申し訳ないが
●●家(彼の苗字)になっぺを
嫁にやる気はない。
今回の●●君のご両親の対応は
どうしても嫁を迎えるという
気持ちを感じられないんだ。
30を過ぎた子供だが私たちには
大切な娘なんだよ。
そこに嫁にやる気はない。
ただね、●●君がなっぺを想う気持ちは
感じる。
勿論、借金があることは感心はしてない。
でも、こんな色々なことがあったが
なっぺと結婚したいという●●君の
気持ちが本物なんだと分かった。
だから結婚を反対しようとは
思っていない。
だからもし結婚するならば
今後、一切●●家と娘は
やり取りさせるつもりはない。
この先、ご両親は勿論
親族に「嫁なのに!」みたいなことを
言われたとしても●●君がなっぺを
守ってくれるか?
自分の家族、親族を相手に
なっぺの味方になれるか?

と、彼に尋ねた。

そう、彼の実家とのやり取りをしない
というのはなっぺの心の中にあった
唯一固まった思いだった。

結婚が決まり、式場も決まり、
ドレスもほぼ決まった。
(それも両家同意の元に進めたこと!)
女にとって幸せの絶頂に居た
なっぺは義両親の中止しろ!という
発言によって突き落とされた。

これは相当傷付いた。
一所懸命、義両親のことを
理解しようと努力もしたけど
出来なかった。
特に義母においては
同じ女としてどうしてそんなことが
言えるのだろう。
娘が居る母親としてどうして
そんなことが言えるのだろう。
相手の気持ちを考えれば分かるはずの
立場の人間だからこそ
悔しかったし悲しかった。

もう接触をしたくない。

そう感じていた。

基本的になっぺは人をすぐに
許してしまう性格、、、
ごめんねって言われたらコロっと
許してしまう。
来るものは拒まず  去る者は追わず
というタイプです。
そのなっぺがここまで人を拒む、、、
よっぽど無理なんだと自分で感じたゲロー

そんなところに嫁になんて行きたくない!

そう、両親に漏らしていたのです。

そりゃそーだ!
私たちも同じだ!
と、両親も同じ気持ちでした。
だから、彼へのこの発言だったのだと
思います。


なっぺは長女です。
だけど、なっぺの両親は
婿を取れとは思っていません。
揉める前、私が長女だと知った
義父は嫁でも婿でもどちらでも良い
と言っていたとのことで
一応、なっぺの父と母に確認していた。
その時…

父は子供が女しかいない時点で
諦めたし、婿を取ってなんて思っていない
と言っていた。

母は逆に面倒なことになるから
やめて〜と言っていた。
(なっぺ父の家系が女系で父の苗字を
継ぐ者が途絶える。そこで
婿を取ったら父方の実家の方で面倒なことを
言い出しそうだから嫌だという意味ですチュー

だからなっぺの両親的には
この嫁にやる気はないという意味は
ただ単に彼の実家とのやり取りは
一切させないという意味合いだったはず。

でも、なっぺの気持ちは…
もはや彼の姓を名乗ることすら嫌だった。
今は自分の両親が元気だから
確実になっぺを守り戦ってくれる。
しかし、この先何年も経ったら、、、
義両親のことだから理不尽なことを
言い出すのではないか。
そこで嫁に行ったらその時点でもう
立場が弱いと思う。
絶対苦労する‼️

だから、なっぺはこの時
結婚するなら婿になってもらいたい。
断られたら結婚はしない。
そんな覚悟が出来ていた。

ちょっと長くなったので
続きは次回。。。

なっぺの父の言葉受けた彼の
決断をお送りします口笛