前回に引き続き、というかあれで終わるつもりだったんですが、結局PRSのSEに追加の改造を行いました。

このコントロールキャビティなんですけど、艶消し黒に塗られているので、電導塗料でシールドしてるんだと思いますよね、普通。。（カバーの裏にもアルミ貼ってありましたから）　でもなんか気になってテスター当ててみたらほぼ導通なし！(笑)

なんだよ〜、塗るならちゃんと塗ってよぉ(^_^;)「ほぼ」っていうのがミソでして、たまに電気通るところあるんですよ。。ほんとごく僅かですが。

なんかもう、塗料をかき混ぜずに上澄みだけ塗ったんじゃないかと思えるくらいに酷かったので、真鍮ブラシで磨いてみました。

そこそこ取れて、普通のギターの塗装が出てきたので、この上からSONICの電導塗料を塗り直しました。

前回、キャビティとカバー裏のアルミとの導通を確保するんだーとか言うて、はみ出して塗ったところも全く意味なかったわけです。

2度塗りしてからテスター当てると、当たり前ですが導通確認できました。

で、せっかくキャビティをキレイにしたので、トーンの効きが悪いのもなんとかしようと思い、コンデンサー（キャパシタ）を交換しました。

モントルーのオレンジドロップの0.033μFにしました。上の画像の右の方にあるのがそれで、ちょっとでかいですね。（左側のオレンジのは前回取り付けたトレブルブリード）

もともとは普通に0.022が付いてましたが、ピックアップが結構トレブリーだからか、絞っても全然甘いトーンにならないので、なんの経験も無いですがシングル用の0.044との間のもの（P90とかに合うそうです）にしてみました。

結果的にはトーン0まで絞ると、さすがにモコモコしますが、4〜6あたりがすごく使いやすい音になりました。数値は好みで選んでいいみたいです。

最後に、ナットも交換しました。

もともとのナットはカーボンを含む素材だとかで、悪く無いんだと思うんですけど、ゲージ09-42に合わせて溝が切られているようで、10-46だと少し窮屈でした。アームダウンしたら少しチューニングも狂いますので、ここはBLACK TUSQの出番です。

ちなみにペグはSE用のロックペグが付いてます。

純正のナットに似たサイズのがあり、ノギスで測りながら厚みと高さを少し削って取り付けました

（品番PT-6643-00）。本当はブロックから削り出したいですが、技術も道具も経験もない私の手作りよりは既製品が勝るであろうと思い、溝付きにしました。

実測すると横幅が0.6mmくらい狭いので、指でなぞると指板の両サイドがわずかに引っかかるのを確認できます。この場所なので演奏には全く影響ないですが、気になるようなら少し指板削ります。

1弦と6弦の間（芯-芯）は純正が35.8mm、BLACK TUSQが35.2mmなので、これも0.6mm狭くなりました。が、もともとが広すぎると感じていたので、狭くなる分にはOKですし、私には全く分からないレベルです。

音はストラトの時ほどは変わりませんでしたが、ネックから手に伝わる振動が少し増しました。激しくアーミングしてもチューニングは全く狂わなくなったので満足です。

上のコンデンサーのところで「ピックアップが結構トレブリー」と書きましたが、フロントもリアもハムのわりにジャキジャキしています。私的にはコイルタップする必要がないくらいです(^_^;)これはこれでアリだと思うんですけど、セイモアダンカンの59とかに変えるのもいいかもしれないと考え中です。

PRSの改造続き