イニシエーション・ラブ | 【ラビット病】

【ラビット病】

タイトルは大好きな山田詠美作品の中から。

【イニシエーション・ラブ】読みました。
今更感が否めない気もしたけれど、あの薄さだし「まあ、読んでおくか」と。


以下ネタバレー。

















読み終わった直後・・・「え?え??」ってなった、本当。


大矢博子さんの解説がまた上手いんだ。

「A面が回ってるときは、B面も回ってる」なんて、まさしく!だもの。


評判通り、読み直しました。


ぱらーっと斜め読みだけれど、読み直すと「うわー、仕掛けが細かい!」ってなる。

「たっくん?」って普通に呼んだマユを哀れに思った辰也にも「可哀相なのはアンタだよ!」って今なら突っ込める。マユが強かで、怖い。


たっくん視線でしか語られてないから、マユの心境は分からないけれど。

中絶した直後に、他の男の人とデート出来る?正直、マユに肩入れは出来ない。


でも、ルビーの指輪を返しちゃったのは、勿体無いなー。

とか、思ってしまった・・・。

辰也と美弥子、夕樹に繭子・・・、どっちも長く続かなそうー。
夕樹は応援したくなっちゃうけど、彼だって東京で内定貰ってるんでしょー。
イニシエーションラブ(通過儀礼としての恋愛)のループだー!


でも、これ。
どんでん返しがあってもなくても、普通の恋愛小説だよね。

突飛な設定でも、キャラが立ってるわけでも無い、フツーの恋愛小説だから怖さが際立つんだろうけど。


ただの青春恋愛小説じゃない!って言葉には、納得しかねます。笑



仰天の大どんでん返し、といえば今だと。
【パラレルワールド・ラブストーリー】とか、こないだ復刊した【弁護側の証人】とかかな。
今読んでるのが終わったら、挑戦してみようかな。