【りんご雑学帳22】 29

毎日新聞の95日付け「くらしナビ」に、「面倒くさい」果物敬遠――の見出しで、総務省の「主な果物の購入量の推移」という統計を紹介して、過去5年から10年で、バナナ・キウイは消費が増え、リンゴ・ミカンなどは減少気味であることを伝えています。

【1世帯あたりの年間購入量】(単位:グラム)

品 目――2000年――2009年――増減率

バナナ――18,879――23,019――122

キウイ――(1,152)――1,571――136

グレープフルーツ――3,744――2,660――71

リンゴ――14,870――13,976――94

ミカン――19,488――13,846――71

ブドウ――3,304――2,494――75

ナ シ――6,669――5,022――75

カ キ――3,652――3,470――95

スイカ――6,638――4,527――68

メロン――4,133――2,609――63

イチゴ――4,060――3,122――77

モ モ――2,279――1,971――86

※キウイは2000年の統計がないため、2005年の数値です。

バナナは安価で食べやすく、キウイも半分に切ってスプーンで食べる気楽さが受けているようです。

リンゴやナシは皮をむくのが面倒だと敬遠され、グレープフルーツやミカンは酸味が苦手な若者が多いためではないかという見解もあります。

―― 長野県が種なしブドウ「ナガノパープル」を開発 ――

関連情報を見つけましたので紹介します。

日本経済新聞 201038日付 夕刊】

皮をむいて種を出す。果物を食べるときのこんな一手間が、当たり前のことではなくなりつつある。若い世代を中心に面倒くさいと敬遠する人が増加。なんとか口にしてもらおうと、「皮ごと」や「種なし」をうたうフルーツが続々登場している。
食べやすいうえゴミが出ず、手も汚れない。長野県が売り出し中のブドウ「ナガノパープル」。種がなく、皮も薄めでかみやすいため、1粒丸ごと口に放り込める。1990年から研究を始め、2004年に品種登録した。薄い皮が裂けやすいなど栽培に手間がかかり、値段は一般的な巨峰の2倍程度。しかし2008年の生産量は180トンで、まだ少ないとはいえ2005年に比べ18倍となった。
果物全体は食卓での地位低下が進む。1人が年間に購入する生鮮果物は200911000(総務省家計調査をもとに算出)。1990年ごろに比べるとほぼ3割減った。食べる量も厚生労働省によると1日約117グラム(2008年)。30年前の6割程度に落ち込んでいる。特に若い世代で減少が目立ち、2030代は70グラムほどだ。