「感受性が強い」ことで生じる不利益は、確かにたくさんある

 

私は感受性が人一倍強く敏感に
反応してしまいとても苦しいです。
悪いことばかり反応してしまいます。

治したいのですがもう治せなくて
苦しんでいます。

 

出典:Yahoo!知恵袋

私は感受性が人一倍強く……

 

 

感受性が強いということで、私がいままで困ったことを参考程度に列記しておきます。

 

  1. 虐待死やいじめによる自殺、震災の話など、悲しいニュースをいつまでも忘れられない
  2. 「自分だったら」と考えると怖くなり、そこから抜け出せなくなる
  3. ニュースで報じられていた情報をもとに、報じられていない部分まで想像で補って考えてしまう

 

それが続くとどうなるか?

 

そのようなことが続くと、またそれが重症化すると、日常生活に支障が出ます。

 

特に、上記のような「悲しいニュースのことをいつまでも考えてしまう」ことについて。

 

  1. 悲しいニュースに対し無力感を覚える
  2. 何もできない自分に怒りや失望を覚える
  3. 「何も変わらない」と投げやりになる

 

このような症状が続くと……

 

  1. 指先、あるいは全身の震え
  2. 脱力感、あるいは倦怠感
  3. 軽いうつ状態(何もしたくなくなる)

※あくまでもこれは管理人の場合です。

 

それでも、感受性が強い人は自分を誇りに思っていい

 

つまり、先ほどのリストを要約するなら、「自分があたかもその場所にいたように/その状況に置かれたように」考える癖がある、ということでしょう。

 

言い換えると「自分のこととして考えている」ということです。

 

遠い世界で悲しいことつらいことがたくさんある中で、それを「私だったら」と正面から向き合っている、少なくとも、向き合おうとしているということです。

 

毎日毎日、悪いニュースばかりがたくさん流れてますね。
現代は情報が溢れすぎで、地球の裏側のことまで目にしてしまいますが、とてもじゃないけど、世界中の悲しみまでは受け止めきれません。

 

出典:発言小町

感受性が強くて辛い

 

中には、このような人もいます。

私は、これをものすごく理解できます。

 

しかし、私はこうしようとは思いません。

 

なぜなら、

「一度知ってしまった悲しいニュースや出来事を完全に忘れ去ることは難しい」

からです。

 

特に、感受性が強い人の場合。

 

感受性が強い人が悲しいニュースと向き合う方法は2つある

 

書くまでもないですが、

 

  1. なるべく早く忘れること、あるいは、意識的に「その後」を見ないようにすること
  2. 見てしまった以上、その記憶と向き合うこと

 

ここで、双方の利点/欠点を書いていこうと思います。

 

「早く忘れる」こと

 

利点は、それ以上つらい思いをしなくてすむ(人もいる)ということ。

(人もいる)とかっこで括ったのは、「忘れようとする努力」と「自然体でいること」でどちらがつらいかは人によって違うからです。

 

「忘れよう」と思って、楽になれたり、あるいは忘れられたりするのであれば、こちらの対処法は有効かと思われます。

 

また、そのような記憶と向き合うのがつらい、特に、冒頭で上げた精神症状が強くなった場合などです。

 

そのような場合は、もちろん、無理をする必要はありません

 

他人事にしなかっただけ、あなたは強い

 

世界には悲しいニュース、つらい出来事が溢れています。

 

それを目にしたこと、あるいは聞いたことで、あなたが辛くなったのなら、それは十分「他人事にしなかった」ということです。

 

「そんなことがあったんだ」と軽く流すことも、選択肢としてはありました。

 

それでもそこで一瞬立ち止まったこと

 

それは、自分で自分をほめていいと思います。

 

それでつらい思いをされたのなら、あなたは十分頑張りました。

 

もう、肩の力を抜いて、休んでもいいと思います。

 

 

しかし、それはある意味の「逃げ」であり、その記憶と正面から向き合うことを避けているようにもとれます。

 

あなたがもし、「逃げている」と思ってしまうのであれば、この先を参照してください。

 

逃げたほうがいいのか?

 

逃げたほうが楽になれる、そういう人もいます。

そういう方は、積極的に逃げましょう

 

つらい思いをすることをリピートさせる必要はありません。

 

それは「自分が弱いから」ではなく、「自分を楽にするため」「自分を解放するため」です。

 

しかし、逃げたことに罪悪感を覚えたり、逃げるよりも受け容れてしまったほうがいいと判断されたりした場合には、次の章を参考にしてください。

 

「正面から向き合う」こと

 

辛い出来事、悲しい出来事が、この世界には溢れています。

 

日々ニュースをつけていれば、いやでもそういう情報が入ってきます。

 

それから「逃げない」ということは、それにどのような効果をもたらすのか……?

 

 

「何かしたい」という気持ちを与える

 

これに尽きると思います。

 

「何かしたい」という気持ちは何を生み出す?

 

例えば震災の被災者のために、例えば虐待の被害を受けたこどもたちのために、例えば自殺により大切な人を失った自死遺族のために……

 

彼らの悲しい報道を聞いて、「何かしたい」という気持ちがうみだされたのなら、それは彼らに対してその時点で無力ではありません

 

「何かしたい」という気持ちは、「何かできないか」という積極的な行動への橋渡しをします。

 

その気持ちがあれば、自然と「何ができるか」ということも考えるようになり、支援や援助の道が開けます。

 

 

 

 

参考までにTwitterからいくつか拾ってきました。