2週間前より注目していた英国の「10歳少年8歳少女強姦事件」ですが
二人の少年とも「強姦未遂」有罪となりました。
一人は現在11歳になりましたが,二人ともYear6,小学6年生でございます。
【低級Multilingualバカ博客】マンゴー精神!-少年AB母子
(BBCによるとジャケットとシャツにネクタイが少年B,カーディガンにシャツが少年A)
【低級Multilingualバカ博客】マンゴー精神!-裁判の様子
(モニターに映っているのは別室で証言する被害者の少女)

事件の概要は,近所の遊び仲間である少年AとBが,
同じく近所の遊び仲間である少女を
人気の無い場所を探して連れ歩き強姦したというものです。

この「事件」を,単に子ども達の
「お医者さんごっこ」=
「Doctors and Nurses」
「You show me yours I’ll show you mine」
と,みなす人々にとっても
これは深刻な犯罪だと考える人にとっても
おそらく一致しているのは
この事件を成人同様「裁判所」で裁く,という形態じゃぁないでしょうか。

現に,この裁判の途中でも
少女が強姦は無かったと証言を反転,被告弁護士から
「何故【ウソ】をついたのか?怒られたくなかったからか?」
と聞かれ「悪い子だとお菓子をもらえなくなるから」
と答え,取り下げになるかという局面がありましたが
これも,大人から同じことを繰り返し聞かれたり
裁判自体から一刻も早く立ち去りたいと考えたゆえの反応ではと,
最終的に判断された模様で,結局,裁判が判決に至ったことをみても
この年齢の子ども達を「大人の法廷」で裁くこと自体が
もう何年も問題視されているわけでございます。
===
【注】
当然,全ての少年犯罪が,この形態をとるわけではありません。
また,10歳になる前,Year5の間に,私の住む地域の公立学校では
学校に警察官が来て,子ども達に,1
0歳となると犯罪者として裁かれること,イジメや人種差別も
犯罪であることなど説明することになっております。
===
裁判形態に関しては,今後,世論も高まり,進展と改正が起こることを
期待しますが,事件自体は,非常に「難しい」と思います。


10歳ってぇのは,まだ子ども子どもした愛らしい年齢
英語で言う「Tender age」範囲内に,どっぷり含まれているはずですが
性に対する興味は,とっくに生まれてはいるでしょうし
男の子のオチンチンは,ウィンナーソーセージ・サイズであっても
硬くはなりますので,可能といえば可能でしょう。

しかし,もっとも重要なのは
弱者を脅かしたり,力によって,強要すること,
(この場合,女の子のスクーターを取り上げて返さなかったそうですが)
実際に行為に至ったか否かよりも
誰かを脅迫によって思いの通りにコントロールする
いわゆる「イジメ」「ハラスメント」という要素が
最も危険なんじゃぁないでしょうか。

また「単なる【お医者さんごっこ】」という名の下に
行われてきたであろう「性虐待」に思いをはせますと
この件が「単なる【お医者さんごっこ】」として
【軽く】扱われなかったことは,重要だとも思います。

同時に,この事件は,10代の妊娠率が欧州でダントツに高く,
モラルの低下が嘆かれ
細かい地域内での経済格差が大きく,また
「単親家庭」ではなく「broken home/family(崩壊家庭)」の激増という
英国の問題点を煮詰めたような事件であります。

「Why were children forced to go through rape trial?
Judge's concern as two boys become UK's youngest sex offenders
for attack on girl, 8」
英紙Daily Mail詳細報道

http://www.dailymail.co.uk/news/article-1281168/UKs-youngest-sex-offenders-Concern-children-forced-rape-trial.html
によると;
少年達も少女も,シングルマザー家庭;
少年Aの母27歳は17歳で少年Aを出産;
少年Aは,成績もよく宿題なども欠かさず提出する模範的な優等生;
一方,学業不振な少年Bの母親は地域で悪名高い嫌われ者「問題人物」で
(麻薬パーティを開いていた疑いもあり)
少年Bは,もともと素行に問題のある児童を集めた
特殊学校に通っていたが「悪い子」ではなく,
授業妨害行為が多いのが原因で同校を退学させられた,との事。


この子たちが住んでいた場所の環境は,大体,想像できます。
英国ってぇのは,「環境の悪い場所」と「環境の良い場所」が
隣接していたりするんで,単純に区分けはできませんが
住環境の悪い所ってぇのは,実際に見れば,わかります。
このあたりもCouncil House / flat(公営住宅・アパート)が
【集中】している一目でマズそうな地域です。

もっとも,公営住宅やHousing Associationの経営する
半公営住宅に問題ある,というわけでは決してなく,
老人の多い地域などは問題も非常に少ないものですが
これも,また,年月とともに,驚くほど環境が変化します。

青少年の暴行殺傷事件が日常茶飯事な環境で
子どもを育てることの難しさも
浮き彫りになった事件とも申せましょう。

事件の一連の経過は,この↓BBCページからもたどれます。
Putting children on trial for an adult crime
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/8692823.stm

よく,青少年は
【友人達の目を気にしすぎる】
「peer pressure」に弱い=
(仲間/同年代/クラスメートと違う行動を取ることを嫌がる)
と言われますが,それは,子どもに限ったことじゃぁございません。
大人も同じです。
子どもと大人は同じニンゲンという種類の生き物です。

自分自身の内面の葛藤と向かい合いながら
一つ一つの経験や問題を克服し消化してきた大人であったら
ことさらに「子ども」と大人を区別することは無いでしょう。
子どもに「足りない」のは,大人の経験。
年をとるだけで経験から学ぶことのなかった不遜な大人にかぎって
子どもを理想化したりするもんじゃぁないでしょうか。

もっとも,子どもを理想化しない,ということは
子どもを罪悪視するということでは全くありません。

子どもが,自分の過去であるとわかっているから愛おしい
だからこそ,子どもに,より良い未来を与えたい,
そう考えるのが,日々を大切に消化して積み重ねて生きて来た
【平凡な日々】の価値を知っている大人ってもんじゃぁないでしょうか。

中国語で
「不経一事,不長一智(Bu4 Jing1 Yi2 Shi4,Bu4 Zhang3 Yi2 Zhi4)」
(*「長zhang3」は「長い」の「長(chang2)」ではなく「成長」の長。)
つまり
「一事経ねば一智長ぜず」
と言いますが,
智恵は体験によって,正確には,体験を謙虚に消化することによってつくのです。
年月の経過や,学校の勉強と書籍を上っ面だけなぞることで
つくわけじゃぁありません。

おや,「また,お前さんお得意の御託並べかぃ?」
ってぇ,うんざりした小言が聞こえてきましたんで,
そいじゃぁ,本日は,これにて失敬つかまつります。

人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ
なんでぇ,つまんねぇな,読んで損しちまったぜってぇ
お怒りをぶつけて他の面白いブログへとんでくださいまし!
お時間が,ありましたら,こちら↓も,ついでに,どうぞ!
にほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ
にほんブログ村