日本じゃぁ「帰国子女」なんて総称がありまして
早い話,親の転勤などに付き添って海外で数年過ごした後,
日本に【帰国】する子どものことを指すんですが
なんだか,満洲引き上げみたいな呼び方でございますねぇ。
一般的に,英国では,「帰国子女」に当てはまる言葉は
無い,と申し上げても良いんじゃありませんかね。
そもそも,いちいち,概念化・一般化する必要なんぞ
英国人は感じてはおりませんでしょう。

さて,学童期の子どもがいる親が海外赴任になった場合,
まず問題になるのは,子どもを連れて行くか否か
さらに連れて行った場合,日本人学校にいれるか
あるいは現地校にいれるか,インターナショナルスクールに
入れるかだと思います。
問題は,赴任が何年になるか,という点でございますが,
たとえ何年となっても赴任は赴任,当然,いつかは
帰国せねばならないわけでございます。

するってぇと,子どもは,いつかは日本に戻ってくる
つまり日本で学校に通わなくっちゃぁいけないってわけですから
日本人学校に通わせられるんでしたら
日本人学校を選択するのが最も無難な路線でございましょう。

ところが,日本人学校を選択した親や,
単身赴任を選択した親に対して,
「国際人になるチャンスなのに,もったいない」
「子どもは,すぐ慣れるのに」
なんてぇ口を挟む御仁が結構少なくないようでございます。

いえね,あなた,子どもにとっちゃ
国際人もへったくれもございませんよ。

急に言葉のわからない学校に入れられて
一日じゅう,その,わからない言葉で勉強しながら
クラスメートと付き合う…

幼稚園ぐらいでしたら,こんな環境でも何とかなるでしょう
(もっとも,この間の「日本語習得」は確実に遅れますし
この時期に,日本語に触れないということは,後々の
語彙量や表現力にも何らかの影響を与えるとは思います)が
学童期,英国なんかですと,4~5歳からなんで,日本の
幼稚園みたいなもんですが,日本の場合は,6~7歳でしてね
このくらいになると,子どもの付き合いには,言葉が
大変重要になって来ているわけでございます。

さらに,それを超えて,9歳くらいになりますと
それまでの「9年の積み重ね」を土台にして,今度は
「読む」「書く」訓練が,真剣に開始されますんで
この時期に,学習言語を替えられてしまうというのは
子どもにとっちゃぁ,大変,難儀なこととなるのは
ちっとでも想像力がありゃぁ,わかりゃしませんかね?

また,これは,子どもの性格や,住む地域により千差万別,
子どもの数だけ,違いまして
漢方薬と同じで,Aさんに効いた薬がBさんにも効く,
なんってぇ単純な話じゃぁございません。
外向的で,チャレンジ精神旺盛で,頭も要領も良いお子さんが
非常に親日的かつリラックスした雰囲気の学校に転校するのと
みんなでスポーツするよりも一人で読書していたい,というタイプの
お子さんが,アジア人に対して特に良い感情をもっていない地域の
学校に転校するのとでは天と地の差となるんでございます。

そもそも,
「子どもは,すぐ慣れるから」
と言うような大人にかぎって
ご本人は「すぐ慣れない」タイプだったりいたしませんかね?
大人が苦手なことってぇのは子どもだって苦手なんでございますよ。
それでも,毎日,学校に通わされる子どもにとっては
そら,クラスメートとも遊びたいでしょうし
勉強がわからなくっちゃぁ授業が退屈で仕方ありませんから
まさしく【必死】で,毎日,格闘する,と,その結果
大人より早くなれるってぇわけです。
子ども時代のほうが,発音の習得は,大人よりも早いでしょうが
そら,子どもの言語自体が,まだ,発展途上だからでして
何かを無理矢理押し込んだら,別の何かが,はみ出す,なんてことだって
もともとの容量が少なかったら,ありゃしませんかね?

「子どもは,すぐ慣れるんだから」
なんて垢まみれのセリフで,他人に口出しするようなやつに
一発かましたい言葉は
「Mind your own business!」
(「お前さん,余計なお世話だよ!」)
で,ございます。
これは,英国では,非常によく使われる言葉でございまして
実際に,こう発するよりは(穏便な方が多いですから(笑))
友人なんかと,おせっかいな人について
「She should be minding her own business」
(「あの人ったら余計なおせっかいが多いね,まったく」)
と愚痴りあったり,
「…I was only minding my own business..」
(「俺ぁ,ただ,しなきゃいけねぇことしてただけだが…」)
等,つまり
他人に余計な口を挟まず,せっせと,自身がすべきことをしている状態を
好意的に示す表現として使われることのほうが多いでしょう。

ってなことで,本日の動画は
「Mind your own business」
この,おせっかいがっ
よく知らねぇことに口出すんじゃねぇよっ
てな怒りをこめまして
↓↓↓
「知らぬが仏」
どうぞ!

Lean English TV Ad危険な歌
http://www.youtube.com/watch?v=cUEkOVdUjHc


動画をご覧になって「???」と思われた方に野暮解説:
このいかにも「善良な市民」といった家族が楽しんでおります
ラジオから流れてくる歌の歌詞は…
……
「♪お前のケツをほりたぁぁぁい♪」
……
ってなわけで,本日は,これにて失敬つかまつります。

【追記】
お節介発言の矢を受けがちなキムタク似の友人に捧げます。

また,親御さんが,日本人学校が選択可能であっても
現地校を選ぶケースにつきましては,後日,改めてブログる予定にございます。

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