受験には、推薦入試と一般入試の2種類があります。

 

私の時代の福岡では、「推薦入試」というと「学校推薦」しかなく、「基準の成績もしくは部活動で優秀な成績を収めた人がその高校に必ず入学することを条件に受ける試験方法」というイメージでした。

 

首都圏は私立高校の数が多いためなのか、福岡出身の私から見ると不思議な仕組みですが、精神的な負担が極端に少なく、とても楽な受験となりました。

 

 

 

 

まず推薦入試。

 

県によって呼び方が少し変わりますが、おおむね2つの推薦入試があります。

  ①単願推薦

  ②併願推薦

 

①の単願推薦は、他の学校を受験しないことを条件として、各高校が定めた成績基準をクリアしていれば、一応本番の試験は受けるものの合格確約となります。

本番の試験で極端に悪い成績をとらなければ合格します。

 

②の併願推薦は、公立高校や他の私立高校を第1希望として、不合格の場合にその高校に入学する、いわゆる滑り止め的なものとなります。こちらも各高校が定めた基準をクリアしていれば、一応本番の試験は受けるものの合格確約となります。

要求される基準の成績は①単願推薦よりもちょっと高めになります。

 

 

推薦の基準については各高校の募集要項や問い合わせなどで個別に確認していく必要がありますが、下記のようなイメージのような基準が設定されていて、それをクリアしていればOKとなります。

基準に達していなくても、英検準2級は+1、英検2級は+2、委員会活動+1など加点記入を設けている学校も多いです。

 

高校によっては「内申表に”2”は●個まで」や「内申表に”1”がないこと」ということが書かれている場合があります。

 

 

また、①単願推薦に「特待生基準」というものを設けられている学校も多く、基準がぐっと上がりますが、その学校しか受けるつもりが無いのであれば狙ってみるのも良いと思います。

 

 

この推薦入試には、推薦方法に種類があり、だいたい下記の3つだと思います。

 (A)学校推薦(中学校長が子供を推薦)

 (B)保護者推薦(親が子供を推薦書)

 (C)自己推薦(自分で自分を推薦)

 

我が家の場合、(B)保護者推薦と(C)自己推薦の2つで私立高校を受験しましたが、どちらの書類も

 ・受験者の氏名

 ・保護者氏名

 ・印鑑

の3つを記入すれば終わりでした。

(C)自己推薦は、受ける高校の先生が通知表や北辰テストの成績を見て必要項目を記入していたので、「自己アピール」的な文章は不要でした。

 

この推薦は、いくつとっても大丈夫でした。

我が家は色々と郊外活動の都合もあり、3校から推薦を頂きました。

 

 

日本人学校の通知表は、日本の中学校と同じ基準で評価してもらえます。そのため、シンガポールから日本の高校を受験する人は、まずは学校の提出物を忘れずに提出し、少しでも内申点を上げる努力をしてください。

 

その上で、是非志望校に直接連絡して、推薦での合格確約がもらえないかを相談してみてください。

全ての学校で融通が利くわけではないと思いますが、柔軟な対応を見せてくれる高校はあると思ってます。

 

 

 

 

続いて一般入試。

 

当日の試験結果のみで合否が判定される試験方法です。

慶応系・早稲田系・難関私立高校はこの方法が多いと思います。

 

本番の試験での一発勝負になりますので、子供もドキドキしますが、親のドキドキも相当の物だと思います。

 

 

 

推薦入試を実施している私立高校でももちろん一般入試は行われていますが、「特別な理由が無い限りは推薦入試で受けてくださいね」と高校の先生に言われたことがあります。

 

理由を聞いたら「一般入試だと試験で8割取らないと受からない場合があります」と言われて納得したのですが、よく考えたら私の時代はそれが普通だったんでは?と我に返りました{emoji:077.png.ゲラゲラ}

 

 

学校によっては1回の受験料で推薦入試と一般入試を受験することができ、成績が良い方の試験結果で特待生になれるチャンスを設けている学校もあります。

このあたりは、志望する学校に確認するしてみて下さい。

 

 

 

この時期であれば、2022年の募集要項や受験案内の情報が各高校のHPにまだ残っていて見つけやすいですので、志望校・気になる高校の情報を覗いてみるとよいと思います。

 

また、わからない情報はとにかくメールや電話で問合せしまくるのがおすすめです。

 

 

 

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