昨日の日経に「コマツ米巨人の背中を追う」という、決算閑散期によくある様なベタな比較記事が出てました。PBRが1/6しか無いという変な比較でした(時価総額の方がわかりよく無い?)

要は2社を比較すると、PBRの差に以下の二つの差が効いているとのこと。

          コマツ キャタピラー

 売上高利益率   10.18%    15.41%

 財務レバレッジ   1.89倍 4.79倍

利益率は確かに引き上げる余地あるかも知れませんが、製品構成や販売政策の考え方の違いもあり、長期的な観点で一概に高ければ良いとは限らない、つまりお客さんが満足する価格帯なのか?という視点が抜けている様に思います。コマツは積極的にキャタピラーの牙城を崩す立場なので少し利益率が低いくらいが良いような気がします。

財務レバレッジの方は、あまりこの様な表現も聞きませんが借金を増やすことと、在庫回転率を上げろという事の様です。これまた余計なお世話な様な気がします。これらも高ければ良いという類の話では無いと思います。米国の会社は総じて自己資本低めですが、100年単位での長い経営を考えると財務は厚めの方が良い様な気がします。

どうもこの様な薄い、某コンサルの様な分析で経営を語られても、大のコマツファン(というより心中している)としてはガッカリです。もう少し、性能や品質、電動化など会社としての取り組み面など、厚みのある分析が望まれます。

PBRだけだと最早我らが東邦亜鉛は3.89とコマツの上を行ってますが。。。

 

本日のお昼は人形町「よそいち」さんでカツカレーを頂きました。自然な味でとても美味しかったです★★★(再訪価値あり) ※これから図柄が寂しいので不定期となりますが人形町中心にランチグルメレポート(ミニ)も掲載します。