会議室と食堂をなぜ同じ項目で扱うのか変に思う人が多いと思うのだが、ここで扱うのは職員会議をどういう場所で行うかとか、職員会議の席のすわりかたとかいったことで、職員会議を食堂でやる学校もあるので同じ項目にいれた。
 だいたいの学校では、職員会議は会議室で行うが、会議室がなくて職員会議を食堂で行うという学校もある。ただし、食堂のある学校というのは給食のある学校なので定時制がある学校か養護学校などに限られている。
食堂で行う場合の方が、管理職と議長だけ入口の方を向いていて、それ以外の教員は奥の方を向いているというふうになりやすい。そうすると議事の進め方も、管理職対教員という内容(日の丸・君が代のことなど)に力が入りやすくなる傾向がある。
 職員会議の席は、管理職が前にいるのはどこの学校でも一緒である。
 議長は前に座るか、いつも自分が座っているかのどちらかだ。議長については別の項目で扱ったが、議長団がいる学校と持ち回りの学校がある。
それ意外の教員の座り方は、決まっているわけではないが、なぜか指定席のようなものができてしまうことが多い。プロ野球でベンチに座る位置がなんとなく決まっていたりするが、それと似ているのではないだろうか。
それと、食堂や大きな会議室でやる学校というのは、だいたい教員の人数が多く、議題も多い大きな学校だ。そういう学校では、職員会議の時間も長く、職員会議中に試験の採点などの「内職」をやる教員も多い。国会議員が国会の本会議場で「内職」をしている姿が写真週刊誌に出ることがあるが、あれに少し似ている。
小さな会議室で職員会議をやる教員の数の少ない学校の方が、時間も短く終わり、全員内職しないでちゃんと聞いていることが多い。