東京証券取引所 来春は区分再編 そして・・・ | yasashiiakumaの徒然紀行

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前回、このブログで初めて株や為替に関する内容を取り上げたため、今回はその続編!? として、株式市場の今後を語っていこうと思います。

 

来春、日本の株式市場の区分が変わります。現在の東京証券取引所への上場区分は一部、二部、マザーズ、そしてJASDAQのスタンダードとグロースに分かれています。上場基準はそれぞれ異なりますが、一般的に一部は大企業や有名な企業、二部は一部よりも規模が小さい企業、マザーズやJASDAQは上場を果たしたベンチャー企業から構成される印象が強いのですが、現在のこの区分がもう間もなく、廃止されようとしているのです。

 

2022年4月4日より、東京証券取引所の上場区分は『プライム』『スタンダード』『グロース』の3つに変わります。日本取引所グループのホームページによると、『プライム』は世界規模で様々な投資家に対応できる市場、『スタンダード』は十分な流動性やガバナンスを兼ね備えた市場、『グロース』は高い成長が期待できる企業のための市場という形で記されています。となれば、『プライム』が現在の東証一部、『スタンダード』が二部、『グロース』がマザーズとほぼ同義なのではないかと、誰もが思うことでしょう。

 

ところが、現在の東証一部に上場している企業の中には、『プライム』の市場に上場できる基準を満たしていないケースもあります。一応、猶予措置らしきものは設けられるようですが、今回の再編で、大企業や有名企業が必ず『プライム』に上場しているという神話は少しずつ、崩れかけていくのかもしれません。

 

また前回は、ニューヨーク証券取引所で祝日に取り引きが行われることがある旨を取り上げましたが、日本の市場についても今後、取り引きの環境が変わっていくかもしれません。流石に、祝日の開場については言及されていませんでしたが、2024年から1日の取り引き時間を延長することがほぼ、決定したようです。

 

現在、市場が開いている時間帯は平日の9:00~11:30と12:30~15:00の間ですが、この取引終了時間を30分延長し、15:30にするという内容です。因みに海外市場ではお昼休みが設定されておらず、1日の取り引き終了が現地時間の16:00頃まで及んでいます。祝日の多さが故に休場が多く、且つ1日当たりの取引時間が短い東京証券取引所のイメージが少しでも変わることが期待できそうです。