祝日でも営業するニューヨーク株式市場 | yasashiiakumaの徒然紀行

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日本は、10月の第2月曜日が『スポーツの日』の祝日(今年は違いましたが・・・)ですが、アメリカもこの日が『コロンブス記念日』という祝日になっています。つまり、10月の2週目の週明けは、日本もアメリカも休日になっているのですが、今朝ラジオでニュースのマーケット情報を聴いていたところ、ニューヨーク株式市場の11日の取り引きの終値が報じられていました。日本だと祝日は必ず、株式市場が休場になっているはずですが、アメリカでは祝日も開いているのでしょうか。

 

半分は正解で、半分は不正解です。日本だと、土日に加えて年に16日ある祝日、そして年末年始は12月31日から1月3日までがお休みになるので、土日以外の休場は概ね年間20日程度に及びます。東京株式市場はニューヨーク、ロンドンに並ぶ世界三大市場と言われているにも関わらず、土日以外の休場日数がこれだけ多いのは、休み過ぎと言いたくなるのも無理はありません。一方、アメリカの場合は株式市場が休場になる祝日もありますが、営業している祝日もあります。

 

因みにアメリカの祝日といえば、1月1日の『元日』(土曜日になった場合は31日の金曜日が、日曜日になった場合は2日の月曜日が振り替え休日になる)、1月第3月曜日の『キング牧師記念日』、2月第3月曜日の『大統領記念日』、5月最終月曜日の『メモリアルデー(戦没者追悼の日)』、7月4日の『独立記念日』(土曜日になった場合は3日の金曜日が、日曜日になった場合は5日の月曜日が振り替え休日になる)、9月第1月曜日の『レイバーデー(労働者の日)』、10月第2月曜日の『コロンブス記念日』、11月11日の『退役軍人の日』(土曜日になった場合は10日の金曜日が、日曜日になった場合は12日の月曜日が振り替え休日になる)、11月第4木曜日の『感謝祭』、12月25日の『クリスマス』(土曜日になった場合は24日の金曜日が、日曜日になった場合は26日の月曜日が振り替え休日になる)がありますが、うち『コロンブス記念日』と『退役軍人の日』の2日は、ニューヨーク株式市場が営業しています。ニューヨーク市場は祝日以外にも、4月に『グッドフライデー』と呼ばれる休場日がありますが、年末年始の休場日は1月1日だけで、東京市場が休場する12月31日や1月2日、3日も土日でなければ、取り引きが行われているのです。これはもう"働き者"と褒め称えるしかありません。

 

昨11日、ニューヨーク株式市場は営業していましたが、ニューヨーク外国為替市場と債券市場は休場でした。東京株式市場に関しても一時、1日の取引時間の延長が検討されてきたことがあるなど、海外市場を見習おうとする徴候が見られた時期がありました。やはり、世界を相手にする金融市場ですから、日本もアメリカを見習い、一部の祝日を営業日に指定したり、年末年始の休場日を見直したりしても良いのではないでしょうか。