6月2日
TSEを追いかけて
気づけば中村駅まで来ました
ここは、
1988年4月1日
中村線をJRから引き継いだ
土佐くろしお鉄道の拠点駅で、
同社の本社所在地です。
JRからの承継時は
中村線の終点でしたが、
1997年10月1日の
宿毛線開業によって
中間駅となりました。
この中村駅、
土佐くろしお鉄道の本社所在駅として
色々趣向がこらされています
鉄ちゃんの間では有名ですが、
有人駅につきものの
「あれ」が
この駅にはありません。
ホーム側から見れば
どうでしょう?
逆にわかりにくいですかねぇ
そうなんです!
この駅は本社もある有人駅ながら
改札がないのです
コンコースとホームを隔てる
境がなく、
ホームへの出入りが原則自由
つまり入場券を買わなくても
ホームへ入れるのです
すごくオープンな駅ですよねぇ
改札がない以外に、
ホーム上には
地元四万十産のヒノキが
ふんだんに使われた
待合ベンチがあるし、
待合室はベンチだけでなく、
左側に注目・・・
机も用意されていて
列車待ちの間、
学生は勉強を
観光客は
お弁当を食べたりすることができます
また、駅の図書館として
少量ながらも
文庫本や漫画を読むことができます
待合室入り口には
売店兼観光案内所もあり、
ローカル駅とは思えないほど
明るい雰囲気で居心地がいい駅でした
予想外の
明るい雰囲気に変貌していた
中村駅にて
不覚にもマッタリしてしまいましたが
今日のお目当ては「TSE」でしたね
TSEは1時間40分ほど
中村駅にて停車するので
外観をゆっくり撮影します
2000形「2001」
下り方先頭の非貫通型車両
横から見る限り
量産車と同じシルエットですねぇ
2200形「2201」
中間車
この中間車には
公衆電話を設置した小部屋があって
子供ながらに
「列車の中から電話がかけられる!」
とビックリしたものですが、
今は昔、、、
携帯・スマホ時代の到来で
公衆電話自体が
無用のものとなりました。。。
時の流れの早さには
驚くばかりですね
2100形「2101」
貫通型先頭車
登場時は
2分割式プラグドアの貫通扉を
持っていましたが撤去され、
現在は貫通扉の代替板が
取り付けられています。
量産車と比べて
少し丸みがあるのが特徴です。
2000系の試作車TSEと
N2000系の先行試作車2424が
偶然にも並びました
両車には
約10年の歳の差があります
土佐清水市ラッピングされた
8000型普通列車が到着。
車内から
太平洋や四万十川の
眺望を楽しめるよう
ワイドな窓を備え
一部座席は
転換クロスシートになっています
利用客減少に歯止めをかけるため
2010年3月におこなった
大幅なリノベーション。
沿線を取り巻く環境は厳しいものの
土曜日とあってか
意外と多くの利用客で賑わっており、
駅舎内は
明るい雰囲気だったのが印象的でした
うどん県にいると
中々利用する機会のない
土佐くろしお鉄道ですが、
ラッピングやオープンデッキ車両も
数多く運行されており
各駅停車の旅も
一度やってみたいなと思った次第です
さて、
中村から窪川までの区間は
俊足でかっ飛ばすTSEの撮影は諦めて
先に土佐大正へと参ります
ナビは
国道ならぬ酷道で有名な
439号、通称ヨサクを推奨しています。
ヨサクをとおって
大丈夫なのかと勘ぐりますが、
右の国道381経由に比べ
かなりのショートカット感に
心を動かされ
怖いもの見たさもあって
久しぶりにヨサクを走ります
やっぱり、止めておけば
よかったかなぁ(笑)
ほな、また