「副作用のない抗がん剤の誕生」という題名の本を斜め読みした
副作用がない抗がん剤なんて、主作用もないことではないかと訝しんで読み進めた。
本の内容を額面通りに受け取れば素晴らしいノーベル賞並みの抗がん剤だ
その副作用のない抗がん剤とは「P-THP」と呼ばれるもので
P=ポリマー
THP=ピラルビシン
をくっつけた名前
作用は、通常の血管壁は緻密にできており大きい分子はその壁を通り抜けることができない。だが、がん細胞の血管の壁は隙間が大きく、その大きな穴を通り抜けたポリマーにがん細胞が捕捉されるという仕組みらしい
まぁよく分からんが、本当にこんな抗がん剤があるのならBEP、TINのように副作用の方が大きいと思われる抗がん剤はとっくに淘汰されていると思う。
こんな素晴らしい抗がん剤が世に出回らない理由は
「ピラルビシンはすでに特許が切れており薬価が決まっているため製薬会社の利益が出ない」
「ピラルビシンにポリマーをくっつけることで再治験をしなければならない」
「薬品として販売できるまで100億円程度必要」
などなどあるが、効果が本当であれば薬価が低くても元は取れると思うのだが・・・
信じるか信じないかは、あなた次第です
ほな、また