1ドルが161円をあっさりと超えたのは先週のこと。

マスコミは相変わらず通貨当局の介入の有無など通り一遍のコメントをするばかりで、豊富にあるであろう統計データや専門家への取材などでその理由を自ら深掘りするつもりはないようです。


戦後の日本経済はアメリカとの輸出入が圧倒的に重要だったので、外国為替と言えば円ドル相場のみが重視されてきました。「円安」といえば米ドルに対して円が安いこと。「円高」といえば米ドルに対して円が高いこと。どちらも1円に対するドルの価格ではなくて、1ドルに対する円の価格であることが、戦後ずっと変わらない両国の関係を表しています。


上グラフは、ここ半年の見慣れた円ドル相場。米イラン戦争の開戦で大きくドルが値下がりした後はゴールデンウィーク中の為替介入で円高に振れたものの、円安傾向が続いています。


円は安くなっているのか?


確かに米ドルに対しては安くなっているものの、他の多くの通貨に対してはむしろ高くなっているようです。以下のグラフは、ある通貨を何円で買えるかを示しているので、右下がりが円高になります。



通貨の価値を比較的客観的にみることが出来るスイス・フランは最近特にに円高傾向。上がったり下がったりが顕著なのはスイス・フランが世界情勢の変化に応じて敏感に売り買いされた結果でしょう。




ユーロ、英ポンドも一時の円安が落ち着き円高に。こちらは、アメリカがNATOから距離を置くことが現実になってきたことで、西ヨーロッパの安定への将来の不安が反映されているようです。



今や巨大な経済圏を持つ中国・元は米ドル以上の円安傾向。但し、中国・元は政府の統制で自由な売買が制限されている管理通貨なので、その背景には政治力学が働いているように思われます。



マレーシア・リンギットはご覧の通りの円高。一時は40円を超えていましたが再び30円台に戻ってきました。マレーシアに居住する身としては一安心です。




シンガポールとタイはご覧の通り、経済構造の違いで米イラン戦争の影響が正反対に出ているようです。



では、米ドルはどうなっているのか?

アメリカ自らが仕掛けたイラン攻撃で、ほぼ全通貨に対して大幅なドル安を記録した後は概ねドル高になっています。特に停戦合意が成立したことで一層のドル高に!開戦前以上にドル高になっている通貨が殆どです。










明らかに傾向が違うのが中国・元。ここ半年ほどドル安が続いています。米・イラン戦争ともロシア・ウクライナ戦争とも距離を置き沈黙を守っている中国は、ある意味不気味な存在です。



 

 

日本に住む叔母が、歳とともに歩くのが辛くなってきたと聞いて『素敵なステッキ』をプレゼントした。

『杖』ではなくて『ステッキ』❣️

若い頃からお洒落な叔母は、介護用品店に並ぶ杖が全く気に入らず、日々無理をして歩いていたらしい。

そんな叔母が気に入るだろう杖をネットで探して遂に出会ったのがシナノのステッキ。

 

『素敵なステッキ』

 

私の大嫌いなダジャレのようですが、私の乏しい語彙力では「綺麗な色味」「機能的なデザイン」「軽量丈夫」「優れた造形のグリップ」「手頃な価格」などを一言で纏める適当な形容詞が他に見つかりませんでした😓

 

 

シナノ SINANO は長野県に本社工場を置くアルミ合金製ポールなどの専門企業。若い頃にスキーを楽しんだバブル前世代なら、スキー用の高級ストックとして名前を聞いたことがあるかもしれません。

 

スキーブームが去って、今はトレッキングポールなどアウトドア用品を主に製造販売しているようですが、その一つとして杖・ステッキを製造しています。

 

 

杖・ステッキと言っても種類は様々で、大きくは長杖(シナノは長さ調整可能なので「伸縮杖」)と折りたたみ杖に区分され、グリップが複数種類、杖先も複数種類あります。

 
歩くのを軽く補助するデザイン重視のものから、介護保険が適用になる多点・多脚式のものまで多種多様。
ネットショップで全てのものを購入可能でしたが、種類が多くて決めかねたので一時帰国を待って(実は今は日本帰国中です)、シナノ直営店に実物を見に行って購入しました。
 
シナノの杖・ステッキは公式ネットショップで購入が可能ですが取扱店は少なめ。専門店などに一部の商品が置かれているようですが、全種類を揃えているのは東京・有楽町、東京・吉祥寺、横浜・みなとみらい、名古屋の4つの直営店と長野の本社工場だけです。
 
生活用具の杖・ステッキは、本人が手に持ち使い心地を確かめて選ぶのが一番なのですが、今回はプレゼントなので吉祥寺店の親切なスタッフさんと叔母の歩行状態などを踏まえてじっくりと時間をかけて選定しました。
 

 

最終的に決めたのは

 

和彩 花鳥風月 の 鶴に桜

 

名前からして優美で雅な1本です。外出時に多少ふらついたり段差が不安程度の叔母の状況を踏まえて、軽量で使い勝手の良い伸縮式のものをデザイン重視で選びました。日本では折畳式の方が人気があるようですが、強度を確保する為に若干重め。普段は杖を使わず旅行などの際に念の為に持って行くなどの状況でなければ軽くて丈夫な長杖が良いとのスタッフさんの的確なアドバイスが決め手でした。

 

写真では分かりにくいですが、特殊な塗装技術で和紙のような手触りに立体的仕上げられた本体は複雑な色合いで非常に綺麗。色毎に異なる上品なイラスト紋様が入ります。

 

機能だけで選べば安価な長杖もありましたが、せっかくのプレゼントなので少し奮発💪

 

 

私自身は幸いにも足腰ともに健康で、全く杖やステッキが必要ないのですが、叔母のステッキを親切なスタッフさんとあれこれと相談して選んでいるうちに気持ちに変化が。

 

「そういえば明治や大正の文豪や政治家、富豪などは足が悪くなくてもステッキを持っていたな」

「古に銀座を闊歩したモボ・モガはお洒落の小道具として舶来品のステッキを持っていたな」

「散歩が大好きなイギリス人は、散歩のお供と護身用を兼ねてステッキを良く持っているな」

「名探偵ポアロも銀のグリップのステッキを愛用していたな」etc.etc.

 

ということで、他に来店者もないことを良いことに自分自身のお洒落用ステッキもあれこれと相談😄(長時間お付き合い頂いたスタッフさんありがとうございました。)

 

自分自身用として最終候補に残ったのが次の二つ。

 

和彩 の 黒墨 か 栗皮色

 

グランドカイノス の アールヌーボー か アールデコ

 

和彩は軽量の伸縮式長杖で綺麗な発色と木目が美しいグリップが魅力。グランドカイノスは光沢のある上品な塗装と繊細な紋様、手縫いで上質な鹿革グリップが何よりの魅力。

 

結局は当日は持ち帰りの都合もあって購入しませんでしたが、後日オンラインストアで購入したのがこちら。

 

 

和彩 黒墨

 

写真で見るより光沢感のある複雑な色合いの黒色が美しく、木目の美しい花梨のグリップとも良く調和しています。軽くて丈夫なので日本滞在中の日課となっている散歩の際に日常使いしたいと思います。当分はお洒落の小道具ですが、いずれは弱った足腰の強い味方になるかもしれません。

 

グランドカイノスの鹿革グリップも捨てがたかったのですが、野山で使うには繊細すぎる塗装の傷みが心配で、折り畳み式である必要もないので今回は見合わせ。もっとも何やかんやと自分を騙していずれ買ってしまう気はします😇

 

 

実は購入したのはアウトレット品。オンラインストアでは月替わりで一部の杖・ステッキが特売されています。今回、購入の際に念の為にチェックしたところ正に黒墨色が特売中。注意書きにはキズなどがある場合があるとのことでしたが、届いたものは素人目には全く異常なし。日常使いのステッキなので傷がつくのは大前提、3割以上安く買えて大満足でした。

 

公式サイトには杖・ステッキに関する色々な記事も載っています。ご自身や家族・親戚・友人など杖・ステッキをお探しの時は参考にすると良いと思います。

 

 

追記


6月になってアウトレットセール品が更新されました。今月は品数少なめですが、個人的にお勧めのステッキを3つご紹介します。どれも店頭で実物の色や質感をチェックしたものなので自信を持ってお勧めできます。


和彩 花鳥風月 12,705円

今月は2種類のみ。「月に兎」は濃い青色がかった黒色。端正で気品があります。もう一本の「千鳥に波」は上品な薄緑色の美しいステッキ。既に廃盤になっていてオンラインショップでの取り扱いは終了しているので、今回が入手のラストチャンスでしょう。ご夫婦で持てば最高の組み合わせです。


伸縮杖 結 -yui-  6,930円

パステルカラーの美しいステッキ。無地の単色塗装はシンプルですが機能は和彩など高級伸縮杖と同じなので、とてもお買い得。お洒落ステッキに最適です。基本は爽やかなパステルカラーですが「藍鼠」「茅色」「胡桃染(今回は無し)」「藍色」などは落ち着いた色で男女問わず使い易い色です。


グランドカイノス ペイズリー 20,020円

今月一番の注目モデルです。最高級の折り畳み杖で定価が3万円弱が約2万円と超お買い得です。茶系の本体にペイズリー柄と個性的ですが、好みに合うならば買って損はありません。



なお、この記事は案件でもタイアップでもなく勝手にご紹介しているものなので、特別クーポンや割引コードなどはありません🙇

 

 



海外在住者にとって、日本のテレビ番組を手軽に観るための強い味方


TVer


元々は日本の民放各社が共同で立ち上げた無料サイトですが、タブレットやスマートフォン用のアプリもあって、年々番組も拡充。今ではニュースやワイドショーなどを除けば殆どの番組を観ることができます。


NHKの一部番組の配信も始まったようですが、最近特に目立ってきたのが海外テレビ番組。アメリカなどお馴染みの国もありますが、中国や韓国など馴染みの薄い国の番組もかなりの数が配信されています。日本語吹替は少ないものの、どの番組もしっかりとした日本語字幕付きで普通に視聴可能です。



そんな中で最近ハマっているのが


オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜


オスマン帝国(オスマントルコ)の近代史を扱った歴史大河ドラマ。オスマン帝国全盛期を扱っていて、放送当時は現地トルコでも大人気となって、シーズン1全48話に続きシーズン2全79話も制作された超大作です。


基本的には史実に忠実な歴史ドラマですが、副題にもある通り物語の舞台の多くはイスタンブールに今もあるトプカピ宮殿内のハレム。若き王を巡る女性達の恋愛と憎悪と陰謀の数々のお話しですが、舞台も衣装も豪華絢爛、芸達者揃いの俳優・女優ばかりで見応え抜群です。


テレビドラマの基本はエンターテイメント。随分昔のオスマントルコが舞台ですが、現代人が十分に楽しめる良く出来た脚本で、難しいことを考えなくても大丈夫。ついでに当時のヨーロッパと中東の関係や歴史上の出来事、キリスト教とイスラム教の関係なども勉強できて一石二鳥です。


実はこのドラマ、今はなき動画配信サイトGyaoでコロナ禍の最中に配信されていて、マレーシアの厳格なロックダウン中の生活を多少なりとも豊かにしてくれた少し懐かしいドラマです。ロックダウン中の持て余す時間に観た様々な海外ドラマで、オスマントルコ・ロシア帝国・古代中国など、日本の学校教育ではあまり教えられることのない世界の歴史に随分と詳しくなりました(笑)


視聴期間が短い番組が多いTverですが、この番組は今のところ無期限配信中。ほぼ5年ぶりの視聴ですが、驚くほど物語を忘れていて、まるで初見のように楽しんでいます😅


登場人物も話数を考えれば少なめで、物語の進行もゆっくりしているので、龍馬伝に引き続き認知症のチェックを兼ねて、ここ当分は楽しめそうです。