【ナチスの愛したフェルメール】

監督
ルドルフ・ヴァン・デン・ベルグ
脚本
Jan Eilander
ルドルフ・ヴァン・デン・ベルグ
出演者
ユルン・スピッツエンベルハー
リゼ・フェリン
ルーラント・フェルンハウト
Porgy Franssen


【あらすじ】

1945年。ヒトラーの後継者ゲーリングらにフェルメールの絵画を売ったオランダ人画家ハン・ファン・メーヘレンが反逆罪で起訴される。しかし彼は、自分が描いた贋作を売ったと無罪を主張する。若き頃ハンは、批評家の妻に絵のモデルを依頼する。しかし、嫉妬した批評家に酷評され、驚くべき方法での復讐を決意する。



【おばちゃんの独り言】

実在したオランダの天才贋作画家ハン・ファン・メーヘレンの半生を映画化  批評家たちに対する画家の歪んだ復讐を裁判の行方と並行して描く  ひとつひとつのカットが絵画のような映像  芸術家らしい完璧主義者で繊細な部分と脆さが赤裸々に描かれている  自身の作品を酷評され自暴自棄になり更に大胆な贋作画家となる  本来は闇に葬られる贋作だが独創的で巧妙な作品の才能は評価された  売国奴として裁判にもなるが惜しい才能だと言わざるを得ない  贋作を描くことが批評家へ対する復讐にもみえる  贋作画家でありながら天才と称された波乱万丈の半生の作品