【明日に向かって笑え!】

監督
セバスティアン・ボレンステイン
脚本
エドゥアルド・サチェリ
セバスティアン・ボレンステイン
原作
エドゥアルド・サチェリ
出演者
リカルド・ダリン
ルイス・ブランドーニ
チノ・ダリン
ベロニカ・ジナス


【あらすじ】

2001年アルゼンチン。田舎町のガソリンスタンド経営者フェルミンは、村の活性化のため農協の設立を発案。資金集めに奔走し住民から出資金を得る。ところが、預けた銀行が金融危機によって封鎖され、事前に封鎖を知っていた悪徳弁護士と銀行の支店長に横領されてしまう。彼らの悪行を知った住民たちは、出資金を取り戻す作戦を立てる。




【おばちゃんの独り言】

2001年にアルゼンチンで起きた金融危機で財産を失った庶民の逆転劇を軽妙に描く  農協設立のため財産を預けて協力する街の人達 その資金を金融危機を知りながら悪用し横領する悪徳弁護士と銀行支店長  取り返すためにおじさん達が団結して映画の作戦を実行するこの無謀さが痛快  アルゼンチン映画の新鮮さも心地よい  物語からは緊迫感を予想するがおじさんの奮闘ぶりにほのぼのさせられ段々引き込まれる心躍る展開   背景には国の経済危機と深刻なのだが立ち向かう身近に居そうな彼らを応援したくなる  庶民の底力が痛快で爽快でもある作品