【大統領の執事の涙】
監督
リー・ダニエルズ
脚本
ダニー・ストロング
出演者
フォレスト・ウィテカー
デヴィッド・バンナー
マイケル・レイニー・Jr
ラジェシー・スミス
【あらすじ】
ホワイトハウスで歴代の大統領7人のもとで執事を務めた実在の男性に着想を得た作品。
奴隷の子に生まれたセシルは、見習いからホテルのボーイに、さらにはホワイトハウスの執事に抜擢される。ケネディ暗殺、ベトナム戦争と、歴史を眼前で見続け働いてきたセシルだったが。
【おばちゃんの独り言】
1950年代から30年間ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事の実話を描く 奴隷制度からアパルトヘイトの時代を人種差別抗議運動と合わせて重厚に展開される 農村奴隷だった少年時代の悲惨な出来事を胸に閉まい誇りを持ち仕える姿は崇高だ 法に従う父と法改正に挑む息子は対立するが心底は同じなのだと感じ取れる 人種ごとに席が分けられていた事を拒否した事件は印象的 そのなかで2009年オバマ大統領就任は歴史を変えたともいえる 現職大統領として広島に初訪問したことも思い出される 職務を全うし人種差別運動にも取り組んだひとつの家族の作品