【キーパー】

監督・脚本
マルクス・H・ローゼンミュラー
出演者
デヴィッド・クロス
フレイア・メイヴァー
ジョン・ヘンショウ
ハリー・メリング


【あらすじ】

1945年ナチスの兵士がイギリスの捕虜となる。収容所で地元チームの監督の目に留まり、ゴールキーパーとしてスカウトされ、名門クラブに入団。ユダヤ人が多く住む街で、誹謗中傷を浴びながらも、彼はゴールを守り抜いた。そして、彼の過去の秘密が、思わぬ運命を引き寄せてしまう。




【おばちゃんの独り言】

イギリスの国民的英雄となった元ナチス兵のサッカー選手バート・トラウトマンの実話を基に描いた作品   終戦し収容所も閉鎖したとはいえ敵国の元兵士捕虜が他国で生きていく美談ではあるが現実は壮絶だったと想像する  誹謗中傷も実力で跳ね返していく爽快感がある  何気なく描かれた人物像も魅力的  クラッシックな雰囲気と時代背景に合う出演者も好印象  敵国の元兵士を自然な流れで受け入れ心地よい鑑賞中には自然と笑みが溢れた 美しく描かれた物語として素敵な作品  ラスト彼の自責を繋げてこんな形で表現されるとは言葉を失う  受け入れた家族や彼の努力にも感銘した作品