【柔らかな頬】

原作 桐野夏生
監督・脚本 長崎俊一
出演者
天海祐希 三浦友和
松岡俊介 渡辺いっけい


【あらすじ】

直木賞作家、桐野夏生の同名小説を映画化。
家出をして上京したカスミは、結婚して娘2人を授かるが、不倫をするように。そして2家族は北海道にある別荘へ。だがそこでカスミたちの長女が失踪する。4年後、北海道にいると情報が入る。カスミは、地元で元刑事の内海の協力を得て捜索に取り組むが。




【おばちゃんの独り言よ】

地元北海道で失踪した娘を探す母親を描く  自分の過ちを自問自答し行方不明の娘を懸命に捜索する  天海祐希の淡々と素っ気無い演技に感情が読み取りにくい  孤独で依存意識が強く自業自得ともいえる母親の言動  元刑事とふたりの見る夢から犯人像を想像させる  この夢は心が揺れ動き何かを決意したことの表現なのか  母親と余命ある元刑事の組合せは意外性あるが長尺で少々単調  悲劇の母親には映らないばかりか魅力も伝わりにくい  ドラマの域を越えられない 犯人は誰なのか色々な可能性があり真相が気になる展開だったが曖昧にやはりこの結末